2019年県立高校入試分析 座間高校
2019年県立高校入試分析の2回目は「座間高校」です。
今春入試の募集人数は278名で受験者は379人、欠席者&受験後取り消し者は5人、合格者は278人で倍率は1.35倍でした。校舎が新しくなって人気が出て毎年のようにそれなりの倍率が立つようになっています。
内申:入試:面接の比率は3:5:2です。面接得点は全員が94.00点なので差はつきません。下の受験結果分布図(神奈川全県模試「伸学工房」より)を見てください。
合格者の中心は[su_highlight background=”#fdfdc7″]内申が110/135前後、入試が340点/500点あたり[/su_highlight]にあることがわかります。座間高校に合格したければこの数字が目標値となります。
ボーダーあたりをみてみましょう。内申が100/135前後で合格している生徒を抽出してみます。
- 内申 104/135 → 入試 324点
- 内申 108/135 → 入試 316点
- 内申 103/135 → 入試 323点
- 内申 103/135 → 入試 314点
これだけだとどこまでが1次選考の合格かははっきりしませんが、抽出した下の不合格者のデータと比較すると、[su_highlight background=”#fdfdc7″]315点前後が2次選考の得点ボーダーだったのではないか[/su_highlight]と予想できます。
- 内申 106/135 → 入試 299点
- 内申 109/135 → 入試 299点
- 内申 110/135 → 入試 289点
- 内申 122/135 → 入試 282点
- 内申 110/135 → 入試 280点
1次選考のボーダーは、S値で745点あたりでしょう。内申123で入試が286点と283点の生徒が合格しています。このふたりのS値は744.3です。[su_highlight background=”#fdfdc7″]2年、3年の成績がオール4で内申が108/135で座間高校を受験した場合、入試で320点越えでなんとか合格ラインに入れる[/su_highlight]、という様子です。
来春入試では、大和高校が特色検査を実施します。特色検査を嫌がる生徒は、準トップの座間高校や海老名高校に受験校を変更するかもしれません。そこの受験者動向は今のところはっきりと分からないのが実際です。この後の県模試などの志願者動向をしっかりと見ていかねばなりません。
大学進学を考えたとき、なんとか座間高校のラインまでには進学しておきたい、というのが現実です。「しっかり勉強、きっちり生活、がっちり部活、じっくり進路」を掲げる座間高校はお薦めでもあります。学校成績がオール4前後なら挑戦する価値は十分にあると思います。