センター利用入試の合否予想と2月日程の最終確認
センター試験が終わりました。うちの生徒たちは「センター利用試験」という形で私立大学に出願しているので6人全員がセンター試験を受験しています。ただ、センター利用での私大入試は第1志望の大学ではありません。正確にいうと、第1志望の大学にセンター利用で志願をしても絶対に受からないので志願をしない、ということです。生徒たちが志願したのは「おさえの大学」ということです。
どういうことかというと、各私大が「センター利用試験」に割り当てている募集人数がとても少ないのです。全体の募集人数が100人だとするとセンター利用での募集は10人といった様子です。当然、難易度も高くなり、偏差値で45前後の私大でもセンター利用で合格するには7割半ばの得点率が必要になってしまいます。ですから、センター利用では自分の実力の1ランク~2ランク下の学校を志願することになります。
センター試験が終わり、自己採点の結果をもとに、そうした「おさえの学校」がしっかりと合格できそうかどうかを確認しました。これもかなりやっかいな作業です。たとえば、英語(筆記80点/リスニング20点)+日本史(100点)+国語(現国80点/古文20点)などと換算値を確認してそれぞれの自己採点の得点から計算をします。その得点率が各予備校が発表している昨年のデータをクリアしているかを確認します。
とはいっても、あくまでも昨年のデータです。今年の志願者が多いのか、少ないのかもわかっていません。とりあえず、明日あたりから各予備校の「合否確認システム」が動きはじめるので、それも参考にはします。ただ、2月日程の志願の〆切りも近づいているので待ってもいられません。もっとも悩ましいのが、昨年は65%あたりが合格だった私大に対して、本人の得点率が65%だったときです。合格できるだろうけれど、もしダメだったら・・・
実は、センター利用の合否発表はどの私大も2月の一般試験の合否発表とほぼ変わらない日程なのです。ですから、センター利用の合否を見てから一般試験の志願を、というわけにもいきません。しかも、2月の日程も、英検利用、3教科のうちよかった2教科、1回の入試で複数志願・・・などと受験の形態は様々です。難しいですよね。ふつうの方には絶対にこの仕組みをわかってもらえることはむりだろう、と思います。
こうしたことを整理整頓して、子どもたちにとってもっとも良い日程を組み立ててあげること。それがわたしの仕事です。 ↓ 画像はぼかしてあります。