6月の中学生の学習について
難しい毎日が続いています。学校が再開されたといっても、先週は週に数回の登校。今週も午前か午後で授業も短縮の数コマ。なかなかペースがつかめない状態でしょう。
中学生は多くの学校では8月末から9月のはじめにかけて定期試験(学校によっては7月の半ばに中間試験あり)があり、その後に1学期というか前期の成績が出るようです。
miyajukuの生徒たちはすでに8月末に予定される定期試験の学習範囲までは学び終えています。ですから6月の学習は受験学年以外は前に進めずに今までの学習の定着を中心にしています。きちんと足もと固めです。そして、できれば一歩進んで応用的な演習までいきましょう。
ただ、中3生は別です。こちらは定期試験を意識せずとにかく前に学習を進めていきます。定期試験対策はその2週間前からで十分です。入試の出題範囲が狭くなるかも、といった議論があります。たとえば中3範囲の公民経済分野が社会から抜ける、といったことです。さて、狭くなることは君たちにとって良いことなのでしょうか。
狭くなったとしても入試は競争です。1点の差で合否が決まります。入試というのは「ルールに則ったたたかい」です。試験の範囲もルールの1つです。受験生はそのルールの中で戦うのですから、ルールそのものをとやかく言ってもしかたがありません。逆に言うと、ルール変更があろうとなかろうと、しっかりと準備をしたものが勝つわけです。
テレビなどのマスコミはステレオタイプ的に「今年の受験生はかわいそう」などと言います。それを聞いて「自分ってかわいそうなんだ」と思ってもなにも得はありません。確かに「なんでこんな年に受験学年なんだろう」という思いはあるでしょう。でも、その中で「しっかりと準備ができるかどうか」が君たちの未来を分けて行くのです。
今年は夏休みが短いです。受験勉強をする時間が短い、ということです。今月はまで学校が本格始動していないのですから、時間に余裕があるこの時に学習をしっかりと前に進めていきましょう。幸いなことに土曜日の復習演習では数学の展開や因数分解、平方根など、4月、5月に進めてきた学習の理解度はおおむね良かったです。ちょっと安心しました。
この調子で、今あるアドバンテージを来春まで維持していこう。