Sクンの合格(早稲田大学)について

昨日、早稲田大学の一般試験の合格発表がありました。Sクンが「教育学部 理学科 生物学専修」にみごとに合格しました。生徒の合格はどんな合格もほんとうにうれしいのですが、Sクンの合格はわたしの喜びも大きかったのは確かです。Sクンは小学生からのmiyajuku生です。最初は「そろばん」を学びはじめ、そこから「小学生クラス」に。そのまま中学、高校とずっとmiyajukuで学んでくれた生徒です。うちの塾の目指す所の生徒のひとりでした。

彼のすごいところは「慎重なところ」です。たとえば今回の大学受験でのことです。共通テストの前に彼はどんな勉強法をとったかというと、共通テストの時間割に合わせて予想問題を解く、ということをやっていました。長いこと受験生を預かってきていますが、ここまで慎重に自分で時間を調べ、その通りにシミレーションをする生徒は初めてでした。

チューターのOクンは昨年の共通テストを受験した横浜国大生です。そのOクンに「理科の2科目の間には何をしていましたか?」「1科目めが終わったら2科目目の問題を開いて見ていても良いのですか?」などと質問攻めにしていたのも印象深いです。確かに共通テストの理科の2科目の間は10分しかありません。その間をどう過ごせるのか。わたしも気づかなかった質問でした。

現時点ではまだ発表になっていませんが、Sクンは国公立大も受験しています。どちらかというとそちらが第1志望でした。押さえの私立は「明治大学」と「北里大学」でした。実力からいってこの2校は共通テスト利用で合格できそうでした。2月の前半の日程がぽっかり空いてしまうので「早稲田でも受けてみない」とわたしが提案したのは秋になってからです。Sクンは「早稲田の理工学部には生物系がないんですよ」と言うので「いや、早稲田は生物系は教育学部にあるんだよ。教育学部といっても教師を目指す生徒はわずかで、ふつうに生物系の学問をするところだよ」というわたしの提案で早稲田が視野に入った経緯がありました。

しかも、早稲田の教育学部の生物専修は今年から入試改革で「共通テスト+思考力を問う2次試験」という形になっていました。これもSクンには優位にはたらきました。新しい入試制度は多くの受験生に嫌われるからです。過去問題もありませんし、対策も取りづらいからもあります。サンプル問題をもとに、こうした問題の指導に長けている先生にZOOMでつないで個人指導もお願いしたりもしました。

いろんな意味でmiyajukuの持つ指導力を総動員しての後押しになりました。だからこそ、彼の合格はうれしいのです。早稲田に合格させることの出来る指導ができる塾。それがmiyajukuのもつ指導力だと証明できました。もちろん彼の頑張りの成果です。ほんとうによくやりました。心から「おめでとう」と言わせてください。

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