🎓 大学入試に向けた現代国語の学習法 “センス”ではなく、戦略で点数を伸ばす

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合格するための現代国語学習法 教えてmiyajuku塾長
現代国語は、センスではなく積み上げで確実に伸びる科目です。この動画では以下の4点にまとめて「現代国語の勉強のしかた」についてお話しています。① 読解力は“文章理解”…
目次
はじめに
「現代国語はセンスで解くもの」
そんなイメージを持っている受験生は少なくありません。
ですが、実際の入試で求められているのは 「読解力」 です。
そしてこの読解力は、正しい方法で学習すれば誰でも伸ばせる力です。
今回は、大学入試に向けた現代国語の具体的な学習法をまとめました。
現代国語で問われる「読解力」とは
入試現代文で必要な読解力には、大きく3つの側面があります。
- 文章そのものを正確に読み取る力 筆者の主張や論理展開を正しく理解する力。
- 設問の意図を読み取る力 文章が理解できても、設問が何を聞いているのかを誤解すれば正答できません。
- 情報を組み合わせて処理する力(共通テスト型) 複数の文章や資料をまたいで答えを導く、情報処理型の読解力です。
つまり「ただ読めればいい」のではなく、「設問対応」と「情報処理」も含めた総合的な力が求められているのです。
過去問を使ったアウトプット中心の学習へ
秋以降の学習は、インプットよりも アウトプット=過去問演習 が中心になります。
読解のポイント
- 「前後のつながり」を意識しながら読む 段落ごと、一文ごとに立ち止まらず「全体の流れ」をつかむ。
- SNS的な短文読みをやめる 普段SNSに慣れていると、一文単位で意味を切って読んでしまいます。入試現代文では「川の流れを追うように読む」意識が必要です。
- テーマ慣れをする 評論文では哲学、科学、社会問題など、日常で触れないテーマが多いです。演習を通じて「こういう分野が出るんだ」と慣れておくことが重要です。
インプットも欠かさない
アウトプットを中心にしつつも、インプット学習も続けましょう。
現代文単語帳の活用
おすすめは以下の定番です。
- 『読み解くための現代文単語[評論・小説]』(シグマベスト)
- 『大学入試 マンガでわかる 現代文重要単語』
過去問演習中に「辞書代わり」として使うのも効果的です。
漢字・語彙の強化
- 四字熟語
- 同義語・反義語
- 熟語の組み合わせ
これらを積み重ねることで、自然と読解力の土台が強化されます。
過去問は複数回解く
現代国語は「一度解けば十分」と思われがちですが、それは大きな誤解です。
- 1回目:なんとなく理解できたレベル
- 2回目:設問の意図や文章の流れがよりクリアに
- 3回目:次の文章を読むための「読解プロセス」が身につく
数学や英語の問題集を2周・3周するように、国語も複数回解くことで確実に力がつきます。
まとめ
今日紹介した学習法をもう一度整理すると――
- 読解力=文章理解+設問理解+情報処理力
- 過去問演習では「前後のつながり」と「流れ」を意識
- 単語帳・漢字で語彙力を底上げ
- 過去問は1回で終わらず、複数回解く
現代国語は、センスではなく 戦略的な学習 で点数を伸ばせる教科です。
ぜひ今日からの学習に取り入れてみてください。
実践チェックリスト ✅
毎日の学習で次の項目を確認してみましょう。
読解編
- 段落や文を単独で読むのではなく、「前後のつながり」を意識している
- 設問の言葉を丁寧に読み、「何を聞かれているか」を確認している
- 複数資料を扱う問題で、情報を整理するメモを取っている
インプット編
- 現代文単語帳を演習と並行して使っている
- 漢字・四字熟語・対義語を週単位で復習している
- わからなかった単語や表現を必ず調べて記録している
過去問活用編
- 過去問は必ず「2回以上」取り組んでいる
- 解答の根拠を、本文のどこにあるか明示できる
- 2周目で同じ問題に取り組むとき、1回目との理解の差を意識している
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