高校入試英語の新しい流れ その1

昨日の続き、

英文を読んで理解するためには「語彙の理解」と「文法の理解」は前提になります。でも、前回書いたように公立の入試レベルではそこに制限があります。

「出題される語彙はすべての教科書にその語彙が掲載されていること(したがって数が制限されます)」
「文法についても新指導要領で出題できる項目がかなり限定されていること(かなりうすい内容になってしまいます)」

です。

この二つを生徒にクリアさせるのは、ある意味わけもありません。

しかし、簡単な語彙でも、それをしっかりと身につけていないと文の読みとりが出来なくなってしまうものがあります。たとえば論理関係の語彙です。

逆説 but , though例示 for example 説明that is 順接first 付加also

などといった語彙は、文が集まってより大きな単位になったパラグラフの理解にはとても重要な役割をします。これらの語彙はパラグラフを読み解くための標識の役割をします。そして、こうした語彙に注意する力、こうした語彙に注意することで文の流れをつかむ力こそが、新しい傾向の英文問題を解く基礎力になります。

実は、このパラグラフの理解というのが、単なる文の理解から一歩進んで英文を読んでいく力としてとても重要なのです。

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