学校裏サイト

前の記事でプロフの問題点について書いたが、もうひとつ中・高生の間で深刻化しているものに「学校裏サイト」というのがある。これについては群馬大学の先生が追跡調査をしている。リンクを貼っておいたのでご覧になって欲しい。

学校裏サイトとは、生徒たちが勝手に立ち上げた自分の通う学校の情報サイトだ。何が問題かというと、いじめの温床になっていることだ。「うちのクラスの○○はきもいよぉ。」「ほんとほんと」などと書き込みが広がっていく。子供達はいつ自分が標的になってしまうかびくびくして毎日を送らなければいけなくなってしまう。

また、性への関心が強くなりはじめる時期。こうしたサイトをきっかけにわい談が盛り上がり、エスカレートしていく例も多いとのこと。男の子が「女の子の裸が見たいよ」「じゃぁ、ちょっとだけ見せてあげるよ」冗談でなくそんな「ノリ」がネットの怖さだ。

世界の中で、子供にネットへつながる携帯を持たせているのは日本だけだという。情報リテラシーの教育なしに安易に携帯を子供に持たしてきたツケが徐々に出てきているのかもしれない。少なくともネットにつながる携帯へは、保護者が任意にフィルタリングをかける機能をつけるなどの機能が絶対に必要だと思う。

ここにも、携帯会社の術中に見事にはまってしまっている我々の姿がある。