ゲンダイの受験生
河合塾、代ゼミ、駿台の各予備校のホームページでセンターリサーチの結果が一斉に公開されている。中でも秀逸なシステムが河合塾の「バンザイシステム」だろう。非常に見やすくわかりやすい。
いずれにしても、ここまで情報を得ることが出来るようになると「敵を知った闘い」が必然となる。定員40名の学部、学科を受験するとして、センター:2次試験の割合が6:4だとする。センターでの自分の位置が上位から60番目だとすれば20人を2次で追い越さねばならない。2次試験が自分の得意教科かどうか。いろんな条件を考えて最終的な受験校を考えることができる。
ここまではっきりと自分の置かれた位置が見える受験が最近の受験なのだ。これは高校受験でも同じことが言える。
ほとんど情報が開示され、それが瞬時にネットを通して流れていく。その中で受験するゲンダイの受験生たち。受験が本質的に「競争」であるかぎり、他の受験生がはっきりと見えた方が良いのかどうか考えは分かれるかもしれない。
が、ここまでの状況を考えると、うやむやにしてチャレンジするのではなく、きっちりとすべてをクリアにしていくべきだろう。自分の置かれた状況をきっちりと把握し、その上で残された時間をあがいた方が良いだろう。
いずれにしても「つよい意思を持った者」が最後は残るはずだ。