保護者面談
今週と来週は空いた時間を利用して保護者面談をおこなっている。高3生は生徒も交えての三者で。中1生と中2生はご希望の保護者の方との面談だ。今日も午前中に5組の方とお話しをした。とくに中1のお母様方が、中学での学習について不安を持たれているようだ。
M中では数学のテストをおこなったらしい。といっても、小1から小6の算数のおさらいで、それも基礎的な問題ばかりのテストだ。そのテストの結果を分析して家庭宛に配布したようだ。小5の小数×整数や小数÷整数のあたりから出来なくなる子が増え始め、小6の通分をふくんだ分数の計算あたりになると2割ほどの生徒がわからくなってしまっている、そんな結果がまとめられていた。
学校はすべての生徒に学習内容を理解させることを理想としている。とくに「出来ない生徒」を置いていかずに「理解させる」ことに力を注ぐようになっている。そのことを忘れてはいけない。試験の難易度か低い、試験の範囲が狭い、などと学校を批判することは簡単だ。が、数年前に絶対評価に変わっている。テストは個々の到達度をはかるためのもので、相対的な評価をするためのものではなくなっている。理論的には、すべての生徒に評定5をつけることも可能だし、そうなることを理想としている。
いつも書いていることだが、定期試験に対してしっかりと準備をし、しっかりとした成績を修めるようにすることはとても大切だ。miyajukuでもそうした指導は徹底しておこなっている。が、今の学校の評価の付け方は、そうした頑張りとは別次元のところにあることも確かなのだ。塾の指導はその変化をしっかりと考えてのものでなくてはいけない。