miyajukuとは その1
私が塾の教師の役割としてもっとも重要に考えていることは、学習のコーディネーターとしての役割です。たとえば、今日も新中3のお母さんから入塾のお問い合わせの電話がありました。
「・・・具体的な目標校はあるのでしょうか。」
「高校のことがよくわからないのですが、○○高校が近いのでどうかなぁ、と考えています。」
「そうですか。今の高校入試は昔のように単純な仕組みにはなっていないんです。たとえば、学校の成績も絶対評価ですから、定期試験の成績がそのまま評価に結びつくともかぎりません。」
「そうですよね。」
「ですから、学校の成績が思ったよりも良いならば、その流れを重視した方法での入試を考え、その逆ならばまた違った手段の入試を考えれば良いのです。」
「そうなんですか。」
高校入試もあくまで生徒が主体の仕組みになっています。学校はアドバイザーとしての役割に徹しようとしています。生徒が主体と言うことは、家庭が主体と言い換えても良いでしょう。お母さん、お父さんが、自ら情報を集め、取捨選択し、判断することが求められているのです。
といっても、右も左もわからないのが実際です。そうした状況の中で、確かな情報をわかりやすく提供し、はっきりとした道筋を示すことが塾の大きな役割だと考えています。そのためにも「信頼関係」がとても大切になってきます。さらに、信頼関係を築くには数の限界があることも確かです。
miyajukuは、生徒と塾との距離も近いですが、家庭と塾との距離も近くなります。お父さんの影が見えないときは、見えるまで追いかけます。そうした点から考えると「重たい塾」なのかもしれません。でも、ご家庭を巻き込まなくては、学習指導の成果にも限界があると考えています。
「今日は宿題がやってこれませんでした。」「今日は単語テストで満点がとれました。」そんな報告を日常的におこなうのがmiyajukuです。