中3生の模試返却

先日実施した「中3全県模試」を今日の授業で返却します。今回の模試では、出たばかりの中3後期学校成績を登録しています。その成績と模試の結果を総合しての合否判定ですから、最も新しい情報として受けとめてください。

まずは、写真にあるのと同じ帳票をご覧になってください。県立高校については3校の合否判定が出ています。県立高校の後期選抜入試では、学校成績と当日の入試を合計してC値を出します。学校成績と入試の割合は学校ごとに違います。このC値によって、後期選抜入試の定員の8割までの合格者を決めます。「C値合格ゾーン」に☆印が入っていれば、志望校の合格可能性はかなり高いと考えて良いでしょう。

つぎに「総合的選考合格ゾーン」です。こちらは後期選抜入試の定員2割の合格判定です。各高校ごとに特色化されていています。ただ、多くの高校が、中学校の成績を見ない、入試の得点だけでの合否判定になっています。とくに上位校はそうした判定をおこなっています。今回の帳票にも「後期選抜情報」として選考方法が載せられていますので参照してください。つまり、学校成績が足りなくても、入試の得点(今回は模試の成績)が良ければ、この「総合的選考合格ゾーン」に☆印があるわけです。右に☆があるほど可能性は高くなります。

努力ゾーンにある場合は、志望校の変更を考えなければならない、ととらえて良いでしょう。

今回の模試は、夏休みに実施したものとは違う業者のものです。神奈川県の模試には大きく3つの業者さんがあって、夏に実施したものは、湘○ゼミナールや臨△セミナーの塾生も参加している大規模なものです。今回のものは中○学院が中心になっているものです。11月末に実施する予定のものは、広く塾に通っていない生徒も含めた一般参加型のものです。それぞれに特徴があり、いろんな母集団の中での成績を知りたいためにすべてを1回ずつ受験させています。

なお、私立高校の判定は、オープン入試以外は参考程度にしておいてください。何度も言っていますように、私立高校の場合は基準点をこえてさえいれば合格を確約してくれます。模試で合否を判定する意味は全くありません。

今回は、「未来へのパスポート」という小冊子も渡しています。最新の公立、私立高校のランキングや、来春入試の概要がうまくまとめられています。こちらにもしっかりと目を通しておいてください。

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