英語検定試験に対する私の考え方
英検の結果がネット上で発表になりました。中3生は3級と準2級を受験しました。合格した生徒は、7月12日の二次試験に向けて、対策授業をおこないます。時間等は明日の授業時に指示します。残念ながら今回は不合格だった生徒は、夏休み中に力をつけて秋に挑戦しましょう。3級や準2級は何よりも語彙力です。単語力を増やさないことには合格できません。そのことをしっかりと頭においておきましょう。
さて、英語検定試験に対する私の考え方をちょっと書いておきます。
私は、どんどんと先の級を受験していくことをお薦めしません。小学生で5級は良いとして、4級や3級に挑戦していくこと。同じように、中1や中2で、どんどん上の級に進んでいくことを生徒たちに勧めたくありません。なぜかというと、受かってしまうからです。英語検定試験の5級や4級は、簡単に合格できます。たとえば、4級は中2終了レベルです。当然、過去形や未来形が出題されます。でも、そうしたことを理解していなくても、4択ですから勘で答えられますし、リスニングさえ出来れば合格ラインには達します。合格ラインはとっても低いのです。
果たしてそれで良いでしょうか!?
miyaukuの現在の「小学生英語クラス」の小6生が受験すれば4級に受かるでしょう。でも、あえて受験させたくないのです。私は、合格だけでなく、その内容に注目したいのです。しっかりと過去形や未来形を理解して上で4級にチャレンジして合格すること。そうした姿勢で英検に生徒たちを向かわせたいのです。周辺の塾では、どんどん上の級を受験させていきます。分かっていなくても受かってしまうので、その「合格」の部分だけを強調したいからです。miyajukuの生徒の中にも、友達が先の級を取得していくので「あせる」生徒がいます。「あせる」必要はありません。中3の秋に3級を(または準2級を)取得できれば良いのです。県立高校では、3級までしか評価してくれません。じっくりと、腰を据えて実力をたくわえていきましょう。
本当ならば、もう少し英検の合格ラインを上げてもらいたいのですが、これはどうしようもありません。とにかく、中身を大切に受験させていく。それが私の英検に対する考え方です。