定期試験対策

T中は試験1週間前。塾では3月から試験対策をずっとやっているようなもの。この段階で、ほとんどやりつくすほど学習はしている。

あとは、一人一人の意識の問題。

定期試験は、満点を取ろうと思えばとれる試験。これが本来の意味での「試験」とは違うところだ。そのことをわかっておくべきだ。たとえば、国語の試験。多くの中学の定期試験は、教科書の決められた単元からの出題になる。こうなると、国語の試験と考えない方がよい。どの単元は、どの部分が出題され、どんな設問が出題されるのか、ほとんど予想できる。その予想にそって、何種類もの「予想問題」を塾で演習している。つまり、塾でやった演習問題を何度も見直しておけば、必ず「同じような問題」が当日も出題されるのだ。

他の教科もすべて同じこと。しかも、今回は試験範囲がどの教科も極端に狭い。やったらやっただけの出題があるということだ。

定期試験の結果は自分の学力とは比例しない。

定期試験で高得点をとることと、本来の実力とは違うモノなのだ。とにかく、しっかりとした作戦のモト、丁寧で地道な『努力』の積み重ねさえあれば、定期試験で高得点をとることは可能だ。ちょうど、ゲームでボスキャラをやっつけるのに似た作業になる。

とにかく頭を切り換えて試験対策にのぞむこと。試験対策は「勉強」ではない。「作業」だということ。スピードも必要ない。逆に、変なスピードは得点力のじゃまになる。とにかく、じっくりと、丁寧に、ミスなく、学習を進めることだ。あくまで定期試験対策だということを忘れずに。ふだんの学習と頭を切り換えていくこと。

繰り返すが、定期試験対策はふだんの学習とは違うことを意識するように。たかが定期試験対策、されど定期試験対策。理解よりも得点を追うこと。結果(得点)をひたすらに追い求めよう。それが定期試験対策なのだから。

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