空手の型
家の娘は大学の空手部に所属していることは何度か書いた。その娘が先週の審査会で黒帯に昇段できたらしい。小3の時に黒帯をとってはいるが、それは少年・少女の部門。今回は成人の部門での黒帯だ。実は、11月はじめの誕生日の時、プレゼントはいらない。来月の昇段審査で黒帯になったら、登録料と黒帯の作成費で2万円ほどかかるからそれを出して欲しい、と言われていた。まぁ、就活の際にも、体育会の空手部で黒帯なら「押し」もあるでしょう
昨日は「型」について書いた。子供たちが幼稚園から空手をやってきたので、私もたくさんの試合を見ている。とくに空手は「型」が重視される競技だ。オトナの有段者の型演技はそれなりに迫力があるしきれいだ。先日のアジア大会の空手の演舞などテレビを通してみても空気が伝わってくる。
小さな子供たちが道場で「型」を学ぶ姿は良い。はじめは先生の見よう見まねだが、だんだんと自分の身体を自分でコントロールできていくようになる。しだいに指の先まで神経がいくようになっていく。素人目にも上手な子と下手な子の差ははっきりとわかる。いずれにしても、教えられ、真似て、実践していく。その繰り返しが「型」の練習だ。
そうして身につけた「型」は身体にしみついて離れないのだろう。家の子供たちがある程度の集中力と、学習力を身につけた源泉には「空手の稽古」があることは間違いないと思う。たまたま自宅の近くにあった道場に通ったことが空手との出会いだった。良い師匠にめぐり会えた。まさか大学生になるまで続けるとは思ってもいなかったが。
子育て真っ最中の方に、ちょっとした先輩としてのアドバイスがあるとしたら、空手や剣道、バレーでもいいですから、型のあるものを習うことが、いろんな意味で集中力や学力の基礎を作るということです。もちろん続けなければダメですが。
もちろん、塾は学習の「型」をつくるところ、です。