受験学年でない生徒のこの時期の勉強
受験学年でない生徒のこの時期の勉強はなかなか難しい。目標が持ちにくいからだ。中学生も高校生も、学校の次の定期試験は来年の2月末から3月のはじめ。来年の、という言葉がついた段階で何だかずっと先のような印象になってしまう。しかも、ほとんどが2期生なので学校の成績も出ない。終業式もない。なんとなく冬休みに入っていく。また、世間はクリスマスだ、お正月だと浮かれている時期。子供たちもそうした空気の中で落ち着いて勉強をしよう、という気持ちにはなりにくい。だが、こうした時がもっとも成績の良い生徒と伸び悩んでいる生徒の「差」がうまれるときなのだ。
塾の学習の流れで言うと、こうしたポンと空いてしまったような時間はとても貴重だ。今まで理解が足りていないなぁ、と思いながらも定期試験対策などのために置いてきてしまった単元をやり直す。これから学ぶ学習の中で丁寧に時間をかけなければいけない単元を先取りする。基本的なチカラはついているので、応用問題に挑戦していく。とにかくいろんなことが出来る時でもある。
例えば、中2は理科をしっかりと学習しようと考えている。数学の図形の証明は夏あたりから取り組んでいるのでみんなかなりのチカラを持つようになってきた。それに対して、理科の成績が良くない。今の中2の理科は、中3よりも内容としては盛りだくさんで濃いモノがある。冬休みの講習を通してしっかりと化学分野と地学分野の復習、予習をさせたいと考えている。中1は英語の文法力をしっかりとさせたい。be動詞と一般動詞の疑問文や否定文、疑問詞をつかった疑問文、代名詞の格変化など、きちんと身につけさせたいことは山ほどある。
とりあえず、来週と再来週で学期のまとめテストを実施する。今週の授業で予習のテキストを配布する。まずはそのテストにしっかりと取り組んで欲しい。1学期のときにもやったように全国順位や偏差値が出る。中学生は志望校判定も実施する。そのテストが終わったら冬期講習だ。それぞれの学年ごとにしっかりと目標を伝えるので、それを「心のノート」に刻んで勉強を進めていきましょう