高校入試問題の英語はとにかく易しい
この易しい英語の問題を解くのに、他の都道府県の問題を解いてもしかたがない。すべての他府県の問題が神奈川県より難しいのだ。だが、高校入試で勉強が終わるわけではないのでmiyajukuの中3生には演習をさせている。今日も大阪府の問題をやった。難しい。英作文など全員が「オレ、大阪の中学生でなくて良かった」と言う。そもそも神奈川県には英作文も英文和訳も出題がない。
公立高校の入試問題というのは、その傾向をガラッと変えることはない。だから、神奈川県の高校入試の対策学習をするならば、英語にかける時間はすくなくて良い。逆に神奈川県の数学の問題は、やめてくれよ、と言いたくなるほど難しい。miyajukuでは、数学にかける時間は英語の学習時間の倍以上にしている。もしも神奈川県内の学習塾で、冬期講習の英語と数学の授業時間数が同じだとしたら、その塾は ということだろう。
とにかく入試は目標点を5教科の合計でとればよい。それぞれの教科が何点なのかは全く問われない。220点が目標ならば、英語50点、国語46点、社会46点、理科44点、数学34点でも良いわけだ。神奈川県は国語も易しい。理科はちょっと前までは歯ごたえがあったのだが、ここ数年は易しくなってしまっている。ただ、今回は「移行措置」が出題されるので、滑車やイオンで難しい問題が出てくるかもしれない。もちろん、miyajukuの中3生にはぬかりなく対策をほどこしている。
それにしても、本当に入試問題の英語は易しいなぁ。こんな問題で満点がとれたとしても、高校に進学してからの英語の実力は担保されませんよ。入試が終わりしだい、すぐに数段上の英語の学習を進めることが必要です。こんな英語の入試問題を目標にしなければいけないのは、ある意味では“不幸”なことだと思います