愚直に
合格を勝ち取るための学習法ってあるんだろうか? 確かに効率の良い学習法というのはあるが、ショートカットできる学習法というのはないといって良い。勉強が出来るようになるためには「愚直」なほどに日々の努力を積み重ねていくしかない。
多くの生徒たちを見てきているが、なかなか学力が伸びない、結果的に不合格になってしまう生徒にはある一定のパターンがある。勉強のしかたをいろいろと変えたがる生徒などもそうしたパターンのひとつだ。確かに、一冊の問題集を選んではじめても、途中で目移りしたくなることはよくある。やり始めては見たが、友達が使っているモノがよく見えたりしてくる。でも、結果的には「たいした違いはない」のが本当のところだ。
勉強法にも同じようなことが言える。こんなことをしていても大丈夫なのだろうか、といった気持ちが生まれてくるのは、なかなか結果が出てこない「あせり」からもある。でも、勉強の成果が出てくるのは、しっかりと計画立てて学習をはじめてから数ヶ月後からだ。はじめのうちは、目に見える成果は得られないのが普通だ。
とにかく、数ヶ月単位での見直しはしかたがないとしても、100日間は一度決めた方法を「愚直」に押し進めていくことを薦める。
5月になった。4月の緊張感と新しい年度の高揚感も薄れ、気持ちにゆるみが出てくる時だ。ぽかぽかと暖かくなり、眠気にも誘われがちだ 受験学年の高3,中3、小6の生徒は、もう一度自分の目標を明確にして欲しい。
とにかく匍匐前進をするようにわずかずつでも前に進めていく。方法論をとやかくするよりも、まずは決めたことを100日間は進めていくことだ。
1日数単語を覚えるかどうか、それを続けることが出来るかどうか、そうしたわずかな違いが合否をわけることになる。頑張ろう