2年前の記事

さて、今日も朝から仕事です。土曜日に小学生から高校生までの保護者会を集中して実施するのでその資料作り。新年度に向けて教材の在庫をチェックして新しい教材の発注。同時に書棚の整理(これがもっとも大変です泣き笑い)。やることはたくさんあります。

さて、2年前の3月の記事に「ゆとり世代について」書いたものがありました。リンクをしておきますが、携帯の方のために内容を抜粋しておきます。

“ゆとり世代”の三つの特徴として、1.問題を社会や人のせいにしがち 2.物事はうまくいって当たり前と考える 3.このダメな状況を一気に解決する夢のような方法がどこかにあると考える

ここのところ塾を巣立っていく生徒たちに伝えたいと思いながらなかなか言葉にならなかったことが、この記事を読み返してみて腑に落ちたしだいです。

個性を尊重するのは大切なことだ。が、やりたいことをやればよい、と言った面が強調されすぎてはいないだろうか。“個”と“社会”をどう結びつけるか、といった問題は若者の永遠のテーマでもあるはずだ。そこで“個”を強調するあまりに、“社会”との折り合いがつけられないのならば元も子もなくなってしまう。「うまくいかないという現実からはい上がってくるしたたかさもなく、一気に折れてしまいがち。リセットボタンを押して逃げてしまう。」といった若者たちが多くなっているのは確かだと思う。

今の生徒たちは「夢を実現しよう」と聞かされ続けている。誰もがイチローや石川瞭や浅田真央になれると思いこまされている。頑張れば何でも実現可能かのように周りは言い続ける。いつの間にか自分もそう思ってしまっている。同時に、相対的な評価をされる機会はほとんどなくなり、自分の立ち位置というもの、自分の才能というもの、自分が出来ることと出来ないこと、同世代の中での自分の持つアドバンテージ、逆に自分の弱点・・・ そんなことを知る機会がことごとくなくなっている。

受験でさえも相対的なものでなくなってきている。推薦制をはじめとした学力検査をともなわない進学が多くなり、真剣に進路と向き合うことのない生徒も多い。あらゆる場面で、壁にぶつかり、悪戦苦闘し、その中で自分を見つめるチャンスがなくなりつつあるのだ。

積極的に壁にぶつかっていこう。それこそが私が巣立っていく塾生たちに最も伝えたいことだ。