自分のための受験

受験というものは結局は自分自身で引き受ける覚悟が問われる。中学受験の小6生は、やっぱり幼いので、お母さん、お父さんのチカラで引っ張る部分が大きい。といっても、2月1日の入試は本人が受けるしかない。少しだけでも「お母さんのための受験」ではなく「自分のための受験」という気持ちの部分を大きくしていくことがこれから大事になる。

高校受験の中3生も、まだまだ「自分で受験を引き受ける」といったところにはいたっていない。たとえば、今日は学校が4時間で終わっているらしい。Y女が電話をしてきて、14時から理科と社会の学習をしている。他の中3生はどうしたのだろうか。そもそも学校が早く終わったから塾に行って勉強しよう、といった発想がないのだろう。

ぽつり、ぽつりと、「今日は早く行ってやっていいですか」と言ってくる生徒はでてきている。私の方から「○○日の△時から来てやりなさい」ということは言わない。それはあくまで「やらされている勉強」に過ぎない。高校入試はあくまでもスタート地点だ。本当の勉強は高校に進学したときからはじまる。高校入試はそのためのウォーミングアップだと思っている。だからこそ、やらされる勉強ではなく、自らすすんでやる勉強のスタイルをここで身につけて欲しい。

土曜日だって16時から授業を組んでいるが、その前だって教室は開いている。何とかしたい、必ず受かりたい、そんな気持ちを心に点そうよ。まだまだあまい。受験を自分のものとして引き受けた生徒だけが合格を手にすることが出来る。必死になること。どれだけ必死になれるかが、これから先の君たちの「生き方」の土台をつくっていく。

今日の夜だって何人かは勉強できる席は空いてますよひよこ

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