スーパー学習システム
さて、試験対策期間が続いている。この期間が大変なのは、たくさんの演習問題を作成しなければいけないこと。学年ごと、学校ごとに範囲も違うし、出題される傾向も違う。さらに、移行措置が複雑で、問題を作成するのもひと苦労だ。そんな時、私の頼もしい味方になってくれるのが ↓ だ。
『スーパー学習システム』という。とにかく膨大な数の問題データベースがこのPCに入っている。こちらは、教科書の種類とページ数を入力して、問題の難易度を指定するだけ。もちろん、移行措置用の教科書にも対応しているからうれしい。画面に出てきた問題を取捨選択して演習問題は出来上がる。
英単語の復習だけをさせたり、試験範囲の漢字の復習や、社会の一問一答式の問題、数学のグラフの問題だけ、などとこちらの要求通りに問題を作成してくれる。本来であれば、採点機能がついていて、間違った問題の類題を再出題する機能もあるのだが、この時期はそうしたことはせずに問題作成マシーンとして利用している。
移動式のワゴンにPCとプリンターをのっけているので、教室間を移動することも可能だ。授業中に、このパターンの問題をもう少しやらせたいな、と思ったら、この「スーパー学習システム」さえあれば簡単に作成してプリントできる。本当に重宝している。
昔はいろんなテキストから必要な問題を選んでコピーして切り貼りして、なんて作業をしていたが、この『スーパー学習システム』があればそんな作業からは開放される。しかも、ひとりひとりにあわせた問題を作成する余裕さえできる。今も、今日の中3理社授業に来る生徒たちそれぞれに演習プリントをつくったところだ。
ちょっとした高級車1台分の値段がする『スーパー学習システム』だが、人を1人雇ったと思えば安いものだ。そう考えるようにしている。もう20年近く使っているだろうか。来春の教科書改訂にも対応してくれるはずだから、また手放せない相棒になっていくはずだ。