私立中学受験の保護者面談

今日は朝から私立中学受験の小6生保護者の方の面談を続けています。今月はじめにおこなった首都圏模試の結果と塾でやっている過去問演習の結果などから、最終的な受験校をしぼり込んでいくための面談です。

私立中学受験は、高校受験や大学受験とちょっと違っています。どの中学も3回〜5回の受験機会があり、合格出来るまで何度でもチャレンジできます。最近は、複数回の受験料も1回の場合と同じにしている学校が多くなっています。

しかも、複数回の受験の場合は、「いいとこ取り」といって、受験した中での最も良い得点を選んで合否を決めてくれます。たとえば、1回目の算数が70点で国語が40点しかとれずに不合格だったとします。2回目は逆に算数が50点で国語が60点とれたとすると、1回目の算数の70点と2回目の国語の60点で合否を判定してもらえるわけです。

つまり、私立中学受験は、ここに行きたいという学校があれば、そこをとことん追いかけた方が有利なわけです。といっても、やはり1回、2回と不合格が続くと、受験生も親も気持ちが萎えてくるんですね。確かにそうです。午後の受験の発表は夜中のネット上であることが多いです。受験番号を入れてEnterキーを押すと、不合格だった時の気持ちは経験したものじゃないとわかりません。

今年の春も4回目でやっと合格した生徒がいました。この場合などは、生徒よりもお母さんの方が先にまいってしまって大変だったようです。

いずれにしても、ダメなら公立の中学に行って高校受験で頑張れば良い、という考え方はお薦めしていません。やはり、かなりの時間と労力とお金をかけて準備してきているわけです。高校受験と違って「わざわざ」やってきたのです。きちんと結果を出すべきだと思うからです。

中学受験の子供さんをかかえているご家庭は悩ましい毎日が続くことでしょう。塾としては少しでもこどもたちが合格に近づくよう、ある意味ではあらゆる手立てを使って指導をしていくだけです。

5人の6年生が、笑顔で受験を終えられるために、しっかりと後押しをしていきます。

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