塾の日 イベントに出席するため広島へ
塾の団体はいろいろあるのですが、全国的な組織としておっきな塾も小さな塾も加盟していて、なおかつ最も活発に活動しているのが (社)全国学習塾協会 という組織です。その学習塾協会が毎年開いているのがこの「塾の日」というイベントです。
私はこの団体には所属していないのですが、私の所属する神奈川県学習塾協同組合をはじめとして、多くの団体が横つながりでいろんなことをやっていこう、というのが近年の流れのようです。私も神奈川県の代表として広島まで行ってきました。
7日は宮島を、8日は平和記念公園をめぐったのですが、それはまた後日のblogということで、今日は昨日の「塾の日」について書いておきます。
会場は北海道から沖縄まで、とにかく全国各地から来られた学習塾の先生方でいっぱいです。まずは、長年塾に勤められた講師の方、協会の自主基準にしたがって塾運営にチカラを入れた塾の表彰(あのス△ップさんも表彰されていました)、全国読書作文コンクールの優秀者の生徒の表彰と続きます。
読書作文コンクールの表彰者の多くは、昨年お訪ねした仙台の「K’s セミナー」さんの生徒さんだったようです。国語の専門塾です。昨年も刺激を受けましたが、あらためていろいろと考えさせられることがありました。これからの時代、学力+αが求められます。その+αは自己表現活動、といっても良いかもしれません。同じ国語でも、受験の国語と自己表現としての国語は全くの別ものです。miyajukuでも、そんな取り組みは緒に就いたばかりです。
表彰の後はセミナーが続きます。衆議院議員の下村氏の基調講演の後、パネルディスカッションと続きます。下村氏の講演内容はともかくとして そこであげられた数字には考えさせられるものがいくつかありました。たとえば、大学の進学率です。日本は50%をこえたばかりですが、欧米や韓国、オーストらレアなどでは90%前後だということ。これからの日本もそれに近づいていくのかと思うと、学習塾のスタイルも変わるでしょう。
いずれにしても、これからの学習塾は「価値を自らつくりだしていく」ということをしないと生き残れないことは確かです。学校の成績を上げる、受験に成功させる、といったことは当然として、それ以上に塾が様々な「価値」を顧客である生徒、父母の方に提案できること。それが求められていることは間違いありません。
セミナーのあとは懇親会です。ここまでですでに4時間をこえています。懇親会は広島のこどもたちの太鼓の演奏もあり、たくさんのなつかしい塾の先生方とも再会でき楽しかったです。とくに、昨年震災後に訪れた東北の先生方に再会できたことはありがたかったです。
今日の午前中に面談もはいっていたので、広島発の最終便で戻ってきました。ちょっと疲れましたが、ここに書くことが出来ないぐらいたくさんの刺激をいただいてきた二日間になりました。ありがとうございました。