試験範囲の変更

生徒たちが授業に来る度に、「試験範囲が変わったよ」「試験範囲が短くなったよ」といった会話を交わす。

たとえば、○○中の3年試験範囲は、「数学・・平方根の部分がすべて削除。式の計算と中2範囲の確率のみになった」「国語・・単元がひとつ削除され、中2の範囲から1単元が出題されることになった」「社会・・教科書のページ数で20ページ分の範囲が削除された」「理科・・中和までが範囲になっているのだが、もしかするとなくなるかもしれない、と言われている」

もはや何も言うまい。試験1週間前にここまでぐちゃぐちゃになるのであれば、前もって試験の範囲表など配らない方が良いのではないだろうか。少なくとも「暫定範囲表」ぐらいの名称づけにして欲しい。細かいかもしれないが、そうした姿勢を示すことも教育なのではないだろうか。どうせこども相手なのだから、この程度の変更は何ともない、と考えているのだろうか。それで良いのだろうか。

こうした言い方をすると、たかが学校の定期試験なのだから、といった声も聞こえてきそうだ。確かにそうだ。理科の中和の部分は、生徒たちが最も理解しづらい部分だ。ここをしっとかりと学習させるために、先週の日曜日に3時間もかけて特別に授業を組んだ。まぁ、定期試験の範囲から中和の単元がはずれたとしても、入試に向かってはしっかりとやっておかねばならない単元なのだから良いのだが・・・

6月5日には来春入試の「入試:学校成績:面接」の割合が発表になるという。願うのは「入試を重視する比率の学校が多いこと」だ。といっても、中堅下位校はやっぱり「学校成績重視」になってしまうのだろう。この中堅下位校の生徒たちこそ、「計画的に学習をさせたい生徒たち」なのだが、その「計画性」のお手本になって欲しい学校がこんな調子ではいけない。上位校は「6:2:2」の学校がどの程度出てくるのか楽しみだ。「6:2:2」であれば、学校の成績はほとんど入試の合否に関係なくなってくる。