日曜講習と脱原発世界会議
今日も朝から中3生は日曜直前講習です。そろそろ得点がいろんな意味で「安定」してきてしまっています。ひとつ殻を破れるかどうか、考え方の問題です。頑張りではありません。頑張るのは当たり前です。問題は「どうがんばるか」ということです。この「どう」を考えない頑張りはムダになります。今日で4回目の予想模試です。自分の解答をしっかりと分析して、まずはあと数点の積み上げをするための手立てを考えること。とにかく分析です。そして「何をすべきか」を徹底的に考えてから「頑張る」のです。
小6生も全員が朝から自習に来ています。すでに過去問演習にてやった問題を、今度は問1だけ問2だけと串刺し状にやっていったり、図形問題だけをピックアップしてやったりと、手立てをかえながら演習させています。ここまでくれば、受験校の問題にどっぷりとつかること。それが何よりの学習法です。あとはありきたりですが、計算力と語彙力をみがくこと。こちらも12歳の挑戦が続いています。
「脱原発世界会議」というのが横浜ではじまったそうです。読売新聞・産経新聞/全く記事にしていない。朝日新聞・日経新聞/ベタ記事として簡単にあつかう。東京新聞/一面トップの記事としてあつかう。原発の問題については新聞各社によってこれだけあつかいが違うことを知っておくべきでしょう。新聞を教育にという運動がさかんです。新しい指導要領でも新聞を積極的に教育の現場に取り入れるようになっています。
しかし、新聞が世論を誘導しようとする媒体であることも忘れてはいけないでしょう。現に「脱原発」については、これだけの情報の差がうまれ、その裏側には新聞各社の世論誘導の意図が見え隠れしているわけです。そのことをこどもたちにどう伝えていくか、ここのところ私も考え続けています。いずれにしても、自らの判断で情報の真偽、その裏側に隠されたものを見抜くチカラ。こどもたちにはそんな自立したオトナとしての知力を身につけて欲しいです。
高3生は理科と数学の大学入試センター試験に挑戦中でしょう。受験を通じて、多様な思考力を身につけて欲しいです。難しい時代です。だからこそ「知」という「柔軟性」をつちかって欲しいです。