高3生の三者面談と補欠合格
高3生なので3者面談など必要ない、という考えもある。しかし、この生徒たちのお父さん、お母さんも、ある意味ではmiyajukuでの時間が長い。いろんな意味でこの塾に期待されている部分もある。大学入試は高校入試よりもさらに複雑でわかりにくい。とりあえずは、1月からの流れをしっかりと理解していただくこと。それを生徒と一緒に確認するための面談になる。
私大を第一志望にする生徒は、センター利用で確実に合格出来る大学を2校ほど出願する。普段の模試でセンターの得点率が75%前後なら、70%強で合格出来る大学を出願する。といっても、センター利用の発表は一般試験の後になるので、自己採点の結果次第では2月の一般試験も出願しなければならない。
したがって、2月の一般試験は、挑戦校1校〜2校、実力相応校2校〜3校、そしてセンター利用で出したが念のためにということで1校、の4校〜6校の出願になる。さらに、それぞれの大学の合格発表、納入金の締め切り日をチェックして、ムダなお金を使わなくてすむような受験日程を組み立てる。入学金だけでも20万〜30万はかかる。学校によっては、前期分の授業料も払う必要もある。そうなると100万に近い納入金となる。
これだけでもかなりの調整が必要になる。国公立大を受験する生徒はさらに話がややこしくなってくる。
もうひとつ。面談の時に必ずお伝えしているのが補欠合格についてだ。私大の入試では「補欠合格」というのがある。しかも、たんに「補欠合格」と通知がくる大学もあれば、「補欠合格」をAからCランクまで分けて発表する大学など様々だ。いついつまでに繰り上げがあれば通知します、といわれても、そのいついつまでがかなりアバウトなのだ。
私のムスメが、センター利用、一般試験と、第一志望の私大に補欠合格だった。気をもむし、他大への支払いも迫られるし、国公立大の受験もあるし、とドタバタした。卒業式の日まで受験に行く羽目になった。そんな経験から、補欠というドタバタ劇もあるのだな、と保護者の方にはわかっておいていただきたい。
さて、いよいよ受験シーズンに突入する