まとめテストの返却
前半講習の最終日に実施した全国模試が返却されてきた。範囲は前学年までの内容+7月までの学習範囲だ。
こうした模試を実施する第一の目的は、広い範囲の総合問題を解くチカラがどのぐらいあるかの確認だ。普段の定期試験は比較的狭い範囲で実施される。出題される問題も基本的なレベルの出題が中心で、難易度もそろってしまっている。難しい問題、易しい問題を取り混ぜてある模試問題を解くことの意味は大きい。
それぞれの分野ごとの「出来、不出来」を確認できる意味も大きい。英語の問題で、リスニング、文法、読解、のどの問題が不得意なのか。さらに細かく、出題形式別に、並べ替え、穴埋め、英作文などのどの問題が出来ていないのか、文法の項目ごとにどこが不得手なのか、といったことも分析できる。
相対的な自分の位置を知ることも出来る。今回の模試は全国模試だったので、同学年の中での自分の学力の位置が相対的にはっきりとする。偏差値で55がだいたい全体の上1/3ぐらい、偏差値で45だと下1/3といった具合だ。相対的な位置がすべてではないが、絶対評価になっている小中学校の成績ではわからない評価だ。
中学受験生と中学生は志望校判定もつけてある。学校成績を加味していない状態での志望校判定なので参考程度だ。といっても、学校成績がはいっていないので、自分の実力でどの高校に行けるのかがはっきりとわかるものになっている。今春の合格者の実力と、今の自分の実力を比較することで、志望校と現在の自分の実力の位置関係がはっきりとわかる。
とにかくいろんなことがわかる帳票だ。隅々までしっかりと見ておいて欲しい。