ここが切所です。
一昨日の中1の授業はかなり厳しく生徒たちに接しました。あまりに宿題のやり方がひどかったからです。「宿題をやっていかないとダメだからとにかくやっていこう」「時間もないから適当でいいや」「この問題はわからないけれど確かやった覚えがある。ノートを見返せばわかるだろうけど面倒だからいいや」「この単語はどう書くんだったかな。まぁ、ちょっと間違っていてもしょうがないや」明らかにそんなぞんざいな宿題のやり方でした。
今回の数学の試験には「一次方程式の利用」の問題が出題されます。中1生にとっては、算数のように答えを出すための式をつくるのではなく、わからないものをxとおき問題文から関係をあらわす式をつくる、というのはかなり苦労します。夏休みからとにかく徹底的に学習をしてきました。問題もたくさん解いてきました。でも、「○○をxとすると」といった書き出しさえ書かないのです。さすがに爆発しました。
学力は最終的に自分のチカラで伸ばしていくしかありません。そのためには、決められたことを決められたとおりに進めていくことをしっかりとやらねばなりません。面倒がって「○○をxとすると」といった書き出しさえ書かないようでは一歩も学習は進みません。勉強というのは地道で面倒なモノなのです。手っ取り早く進めていくことはゼッタイに出来ません。そのことを中1のうちにしっかりとわかってもらいたいのです。
数学なんてできなくたって生きていける。その通りでしょう。しかし、中1の数学さえしっかりと段取れないものが、大人になって何が出来るというのでしょうか。そのことを生徒たちには知ってほしいです。まずは手順を守ることです。丁寧に学習を進めることです。それが腑に落ちたところから学力はグングン伸びていきます。逆に、「やらされている姿勢」の生徒は、いつまでたっても停滞したままです。
みんな。ここが切所です。