中1、中2の模試を返却
まずは、中1生と中2生の模試の結果の見方です。中1生は18,000人、中2生は21,00人ほどの母集団の模試でした。1枚目の帳票はそれぞれの教科ごとの得点や偏差値、設問ごとの結果をまとめています。
注目して欲しいのは5教科のバランスです。偏差値を比較してみて下さい。どのの教科がへこんでいるのか、つまり不得手なのかをしっかりと把握しましょう。また偏差値が50をきっている教科は今後はかなりの努力を必要とする、と覚悟をしましょう。どの教科もSS55をこえることがとりあえずの目標値です。
学校の定期試験とこうした模擬試験の違いは、問題を解くチカラが試されるかどうかです。学校の試験は範囲があり、何が出るかもほぼわかっていて、問題を解いていくためのチカラはほとんど必要とされません。模擬試験は解答を持ち引き出すためにしっかりと問題を読み、その問題の問うところを理解し、自分の知識と照らし合わせて解答を身痔引き出さねばなりません。これを「実力がある」というのです。
2枚目の帳票は志望校判定です。ただし、全国模試でのものですからあくまで簡易判定です。単純に偏差値レベルで合格の可能性を出しています。それでも現状での自分の立ち位置をしっかりと確認できるはずです。「あっ、今のチカラでこの高校ならかなりの可能性があるんだ」とか「もうちょっと頑張れば何とかなりそうだ」といった感覚を持ちましょう。
3枚目の帳票は自分の答案用紙です。今回の模試では、実際の県立高校入試に出題されるような記述問題はあまり出題されていません。それでも、自分の解答用紙がどのように採点されるのか。じっくりと見ておいてください。と同時に、問題用紙、解説と照らし合わせて出来なかった問題の復習もしておきたいです。
高校入試は相対的な学力で合否が決まっていきます。それに対して今の中学校での成績は絶対的な評価でのものです。やはり、自分の相対的な学力を数値でしっかりと把握していくことが、高校入試を成功に導く大事な要素になります。次回の模試は12月の半ばを予定しています。