原点に戻って「受験勉強のしかた」その1

今日は原点にもどって、受験勉強って何だろう、ということについてちょっと考えてみます。受験勉強の基本的なやり方、How To ということです。さて、皆さんは、受験勉強って、何をどうするものだ、とイメージしますか? 今までの経験も含めて具体的に思い浮かべてください。

どんなことでも「目的」から導き出した「手段」や「方法」が最善の道です。受験勉強の場合は、自分の志望校に合格する、という明確な目的があります。合格するには、入試である一定以上の得点、同じ学校を受験している他のライバルたちよりも高い得点をとれば良いのです。受験勉強は、はっきりとゴールがイメージできるのがその最大の特長ですね。

入試である一定の得点をとれば良いのであれば、今の自分のとれる得点と、合格ラインの得点の「差」を埋めれば良いわけです。ここをイメージできない受験勉強は、時間のムダをひたすらに積み重ねるだけになります。スタートラインにたっていない、と言っても良いでしょう。そうなんです。受験勉強のキモは 今の自分と合格ラインとの差を具体的に知ること にあります。

たとえば、中3生です。先ほど、5日に受験した全県模試がもどってきました。明日、ひとりひとりに面談をしながら返却します。この模試の結果は、本当に宝の山です。何よりも、今の自分とゴールとの「差」を様々にあぶり出してくれます。

まずはこんな感じで自己分析していきましょう。

1 総合得点としての「差」
2 各教科ごとの「差」
3 各教科の中での設問ごとの「差」

総合得点は、自分のゴールが350点だとすれば、今回の模試の得点とダイレクトに比べれば良いですね。しかも、模試には、今回の実際の得点から予想される当日の得点ものっています。

つぎに、各教科ごとの得点です。350点をどの教科で何点とるか、ここからは戦略が必要になってきます。数学で85点をとれるチカラがあれば、残り4教科で265点です。理科は45点と見積もっておいた方が良いので、国、英、社で220点。3で割れば73点ちょっとずつです。そんな自分なりの教科目標を立て、そことの差をはかりましょう。

最後に、各教科ごとの差です。英語で75点をとるには、リスニング18点、英単語6点、文法選択6点、並べ替え12点の計42点を35点以上でいきたいです。あとは読解と作文ですが、作文の16点をどれだけ減点されずに乗り切るか、問7と問8の読解のパターンを24点中何点でいけるかです。この40点を35点でいければ70点です。問9の読解を1問ひろえば4点なので、何とか74点になります。そんな細かい戦略をしっかりたてましょう。

さて、差を認識したらつぎにどうするか。この稿は続きます。