いま求められる 文章力、作文力講座
1部では「相模原中等教育学校対策と新聞の活用について」という題で田沼さんにお話しいただきました。2020年の高大接続改革に向けて、いま何がおこっているのか。その流れに対して、親が子にすべきことはなんなのか。同時に、相模原中等教育学校の問題を具体的に示しながら、この学校が求めている生徒の力とはなんなのか、といったお話しでした。中等教育学校の検査問題は、いろいろな意味で新しい学力観そのものです。これからは、公立の高校入試も、大学入試も、こうした出題になっていく、という見本みたいなものです。では、そうした学力を身につけていくにはどうしたらよいか、といったお話しもしていただきました。
2部では「いま求められる文章力、読解力講座」という題で白井さんにお話しいただきました。白井さんは元朝日新聞の論説委員も務められた方です。この春からは協同組合の作文添削もお手伝いいただき、miyajukuの生徒たちも白井さんに文章添削をしていただいています。そんな白井さんのお話しは、文章書くための心構えから、実際の文章作法、こうすればよい文章が書けるといった具体的な方法論まで、とても役にたつものばかりでした。miyajukuの生徒も何人か参加したのですが、自分の文章が例にあげられ、そのことについて話をされたのはちょっとくすぐったかったかもしれません。でも、今日のこの講座を聞いただけでも、文章力は格段にアップしたはずです。今日のレジメをしっかりと読み返して、次回の課題作文に是非ともいかしてください。それが白井さんへの恩返しにもなります。
残念だったのは、miyajukuの保護者と生徒の参加が少なかったことです。連休でお墓まいりが、などとしかたがない理由もあったでしょう。また、こうした企画を組むこともあると思います。その時はぜひともご参加ください。書く、ということは、これからますます重要なチカラになることは間違いありません。miyajukuは、いままでも、これからも「書く」にこだわっていきます。白井さんからは「宮崎さんのところの塾の生徒は優秀です。宮崎さんが普段から、考えるきっかけを生徒たちに与え続けているのでしょう」と思わぬお褒めの言葉をいただきました。今日はもうそれだけで私は十分ですし、これからも、塾でありながら、生徒の点数としての成績だけでなく、書くためのきっかけと仕掛け作りを続けていきたいと思っています。
今日は、皆さん、本当にありがとうございました。
いま、新幹線の中です。塾の日、というイベントに参加するために京都に向かっています。