受験サプリ、勉強サプリ
いやいや、ちょっと待って欲しい。塾や予備校って別に勉強を教わりに行くだけのところじゃないんですよ。もしも、勉強を教わりに行くだけならば、受験サプリや勉強サプリで十分です。miyajukuだって、反転授業を少しずつとり入れています。「教わる」という部分は「映像授業」で、というのはありだからです。
これはもう世の中の流れで、学校も早晩先生が前に立って板書して講義、なんて様子はなくなっていくでしょう。そんなものはすぺて「映像授業」でネットを通じて視聴してきて、となっていくはずです。この流れは誰にも止められません。
それじゃ、なんで塾や予備校に行くんだ、ってことになります。
学習というのは、教わる→確認する→チェックする→ダメ出しをする→確認する→チェックする、といった繰り返しです。その間には適切な「評価」も必要です。教わる部分はネットを通じての映像授業でもできても、その後の「チェックする」「ダメ出しをする」「確認をする」「評価する」というのはできません。これはフェイストゥーフェイス、つまり、指導者と生徒が顔をつきあわせてでしかできないことなんです。
勉強というと教わるもの、というイメージが強いので、それを強調して広告・宣伝する、といった手法が上手なんです。でも、それは古いイメージの学習スタイルなんです。いまや、学習法は「アクティブラーニング」をはじめとして、「教わる」から「自ら学びとる」にとっくに変わってるんです。塾や予備校、学校も含めて、良識ある「先生」とよばれている指導者は、そんな指導法をしっかりととりいれています。
受験サプリも勉強サプリもおおいに利用して良いと思いますし、積極的に利用すべきでしょう。でも、それでもう大丈夫、にはならないこと。勉強というのは「教わる」はあくまで入り口であって、そこから先を優秀な指導者につくかどうかが成果を分けると言うこと。それをしっかりとわかっておいて欲しいです。
miyajukuでも、4月から「家スタディ・プロジェクト」をスタートさせます。家庭にネットを通じた映像学習を全面的にとりいれてもらう、というのが「家スタディ・プロジェクト」です。でも、どんな単元のどんな教材を与えるかをはじめとして、その評価もチェックもふくめてmiyajukuがおこないます。
映像授業も教材です。そういう意味では、本屋に売っている参考書と同じです。参考書を買ってくればもうそれで指導者はいらない、とはならないでしょう。それと同じことです。そこのところを間違えないようにしましょう。