夢は必ず実現する!?
昨日の第一回の予想問題演習。例えば自分の目標校に合格するためには390点が必要だったとします。昨日の得点が350点だとすると、残りの40点をどう埋めていくか、といったことになります。でも、志望校を1ランク落とせば、360点で合格出来る。それならあと10点。気持ちの中で、第一志望がダメだったら下げればいいや、とちょっとでも考えてしまう自分がいませんか?
どんなにおっきな夢だって、こうしたちょっとした「わかれみち」の積み重ねの結果なんです。「夢を実現させる」には、いつも前を向いて、くじけそうな自分を奮い起こし、鼓舞し、一歩を踏み出すことが必要になります。「夢は必ず実現する」は「夢はほんのちょっとした努力と決断の積み重ねに過ぎない」といった言葉と同義語なんです。
40点の差に驚き、10点なら何とかなりそうだ、まぁ、それでもいいや、といった決断からは、夢の実現はあり得ません。また、そんなヤツほど「夢は必ず実現する」といった言葉を使いたがるものなんです。もっと言うと、ちょっとしたミスで間違えた問題を大切にし、その問題を二度と間違えないように「出来なかった帳」に書き留め、何日かして解き直しをし・・・ といった地道な努力の時間を持つモノだけに「夢」は微笑むのです。「夢」なんて言葉を使えるのは、人には見えないそうした努力ができるモノだけなんです。
大人になってわかることですが、人は一回後ろ向きな判断をすると、それからもずっと分岐点で後ろ向きな決断をしがちです。逆に前を向いた決断は、それがたとえ失敗したとしても、その次も前を向いて進んでいけるものです。お父さん、お母さんもそのことをよく知っているのです。だからこそ、君たちにも前を向いた決断と努力をしてもらいたいと願うのです。
夢は必ず実現する、のではなく、必ず実現させるもの、なんです