私立中学受験クラスの二者面談

miyajukuの私立中受験クラスの小6生は、毎年7月の首都圏模試を「志望校判定」のでる最初のテストとしています。ちょっと遅いのでは、というご意見もあるでしょうが、この時期まで、1点にこだわった学習をしてもしかたがないですし、自分の志望校内での位置をヘンに意識した勉強もさせたくない、というわたしの指導方針からです。保護者の方との二者面談もこの数日で実施していますが、お母様方も、この時期にこどもさんの位置を知れば十分です。

もちろんテストは実施してきました。毎月のカリキュラムにあわせて、理解度をはかるためのテストです。偏差値も出しています。あくまでも、どの程度その月の学習を理解できているのか、どこの単元に「穴」が開いているのかをチェックする試験です。相対的な評価も、単元の定着度の度合いを他の生徒と比べるためのものです。この試験で志望校判定をしても意味がありません。

私立中受験クラスのカリキュラムは7月に小6範囲が終わるようになっています。それを機に、現段階での自分の位置を知れば良いのです。そして、この夏休みに「自分をどま位置まで持っていくのか」「そのためにはなにをすれば良いのか」を自問するのです。小6の子どもです。まだまだ「自己」が確立していない段階です。「オノレの実力」を知るのはこの時期で十分です。

来週からは夏の学習に入ります。算数であれば、単元ごとに進めてきた学習を総合学習にチェンジしていきます。今まで学習してきた学習内容がランダムに5問ほど集まった問題をどんどん解いていきます。難易度もそれほど高くなく、5問中4問は解けるレベルです。それでも、総合演習になると「何の問題なんだろう」という判断が大切になってきますし、最初はなかなかその判断ができないはずです。

この総合問題の難易度を徐々にあげていき、秋からの過去問演習につなげていくのです。入試は来春の2月1日です。そこにピークを持っていくことが大切です。この段階では1点に一喜一憂しない学習をしましょう。夏は毎日、午前、午後の学習になります。その後、帰宅してからも数時間の予復習が必要です。ファイトです。と同時に、小6生がこれだけ勉強していることを、中3生はわかっておきましょうね(^_-)

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