神奈川県の公立高校入試での面接について その2
共通の観点は三つです。
(1)中学校での教科等に対する学習意欲
・・・中学校の9教科の学習活動において特に力を入れたことや苦手を克服したことなど
(2)中学3年間での教科等以外の活動に対する意欲
・・・部活動やボランティア活動など頑張ったこと嬉しかったことなど
(3)入学希望の理由
・・・なぜその高校を志望しているのか?高校に入学することでどんなことに取り組んでいきたいかなど
生徒はこれらの項目についてあらかじめ「面接シート」を書いて提出します。「面接シート」を書くときのポイントですが、自分が質問してもらいたいことに誘導できるような書き方をすることにつきます。「面接シート」そのものは採点の対象にはなりません。ここで誤字・脱字があったからといて問題ではない、ということです。とにかく、このシートをもとにして当日は面接が進みます。自分をアピールできることにしぼって、面接シートを書きましょう。
もうひとつ。とても大事なことです。
神奈川県の面接では、中学校での部活動などで上げた実績は評価してはいけないことになっています。県大会で優勝した、などということが加点ポイントにならないんですね。では、何を評価するか。それは、高校で何をしたいか、ということなんです。中学での部活動の実績は評価されませんが、そうして頑張ったことを高校でもつなげていきたいです、といえば加点ポイントになるんですね。このことをしっかりと知った上で面接にのぞみましょう。
とにかく「未来志向」の面接だということです。将来の自分、自分の夢、高校生活をいかに輝かせるか、そんなことをしっかりと箇条書きにしておきましょう。
なお、学校ごとの観点は、県教委のホームページにあります。 http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/771427.pdf 観点をみないで面接シートを書くなんていうわけのわからんことをゼッタイニしないように。面接は点数化されるのです。どうすれば得点がとれるのか、しっかりと考えた上でのぞみましょう。
もうひとつ・ちょっと古いですが、神奈川県私塾協同組合でつくった面接対策の映像です。https://www.youtube.com/watch?v=OPkkMs41Flc