衆議院の解散

突然の衆議院解散と総選挙ということのようです。

中3生は中間試験の範囲なのでわかると思いますが、今回の解散は「日本国憲法第7条第3号」によるものです。これは「天皇の国事行為」としてのもので、国政への関与の機能を持たない天皇は、内閣の助言と承認のもとに衆議院を解散するわけです。

この7条解散は、国の重要な問題に関して国民の意見を聞きたい時に首相が決断するものです。総理がやっていること、これからやろうとしていることについて、国民の意見を聞くための解散です。そうした意味では、これからの日本の行く末を決める大切な選挙になります。

18歳で選挙権が得られる時代です。中3生は3年後、高校生は1〜2年後に選挙権がもらえます。もしかすると、その際には、憲法改正の国民投票がおこなわれるのかもしれません。大人である私たちは、子どもたちの見本になるように「情報を正確に収集し」「自らの判断で」投票をする姿を見せたいですね。

なお、衆議院が解散しているときに緊急の事態が生じると「参議院の緊急集会」が開かれます。こちらは内閣の求めに応じてということです。その他、今回のことで中3生が知っておきたいことが以下のようなことです。

国民審査・・・最高裁判所の15名の裁判官は任命後初めての衆議院選挙で適・不適を国民によって審査されます。憲法79条。

小選挙区比例代表並立制・・・衆議院議員の総選挙の仕組み。一つの選挙区で1人が選出される小選挙区制と、日本を11の選挙区に分けた中で事前に各政党から提出された名簿によって獲得票によって議席数が配分される比例代表制をミックスした制度。有権者は小選挙区は個人名を比例代表制は政党名に投票。比例代表はドント式による議席配分。

ご家庭でも、こどもさんと選挙についていろいろと話をしてみてください。

今回の中間試験の時事問題で、国会のことをふれずに、上野のパンダの名前は? なんてまぬけな問題を出題しないことをお願いしたいですね(^_-) でも出ちゃうんだなぁ・・・