英検3級で大学に合格できるの?

2020年の大学入試改革では、英語の試験は「読み、聞き、書き、話し」といった4技能をはかるものに変わる、ということを何度も書いています。

と同時に、受験者全員を集めて、1回の試験でこの4技能をはかることは不可能なので、英検などの外部試験に委託する流れだ、ということも書いてきました。

すでに、来春入試でも、多く私立大学が外部試験を導入しはじめています。たとえば、法政大学の理系の場合は「英語検定試験の二級」で、当日の英語の試験を受験しなくてよくなります。それについては https://plaza.rakuten.co.jp/miyajuku/diary/201704210000/ で書きました。

miyajukuの高3生は。法政大の理系をひとつの目標としている生徒が何人かいます。当然、明後日の英語検定試験を受験させます。また、高2生も、来春入試に向けて、ここで受験をし、3年次には準1級を目指した学習を進めさせていきます。

さて、法政大の理系学部が英検の2級というラインを出してきました。法政の理系学部は偏差値で55前後の難易度です。ということは、偏差値で45〜50あたりの大学は、英検の準2級という合格ラインを出してくるのでしょうか。

正直、英検の準2級というのは、ちょっとした難易度の私立の高校の基準です。さらにいうと、偏差値で45を下回る大学は英検3級程度という合格ラインを出せるのでしょうか。3級は、今回、miyajukuの中3生が全員受験する級です。

大学側も悩ましい判断をせまられますよね。現実をみるとそんなに高い基準には出来ないのに、英検3級なんてラインを出したら、なーんだ大学なのに中3レベルの英語力で合格できちゃうの、と足もとを見られることになってしまいます。なんだか「数字」に厳しい時代になりましたね。

それと、英検も△△級といったものだけでなく、CSEスコアというものが出るようになっています。詳しくは http://www.eiken.or.jp/cse/ をみてください。たぶん、大学入試で利用される場合は、これからはこのCSEスコアでのものになるはずです。

ここまでくると多くの保護者、生徒の方は ??? となってしまいますね。これから、少しずつ、説明をしていきます。

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