共通テスト直前 和歌の読解法

いよいよ共通テストまで数日となりました。miyajukuでも、各予備校がチカラを入れて作った「赤パック」「青パック」「緑パック」を年が明けてから高3生にはやらせて万全の準備をしています。さて、そんなパック問題の国語をやってみて気づいたことです。3パックともに古文の出題の柱に和歌がおかれていました。確かにセンター試験の昔から古文には和歌をからめた出題が多いのですが、すべてのパック問題がかなりの出題量で和歌を入れ込んできたので、緊急に「和歌の読みとり」についてまとめてみます。5分もあれば理解できる攻略法なので必ず読んでおいてください。

和歌の読解は和歌そのものではない

さて、和歌の読み取りで重要な第1のポイントは、実は和歌そのものの読み取りではないのです。ここが大事です。ではどこが和歌の読み取りのポイントなのか。それはなぜ和歌が詠まれるのかを理解しないといけません。和歌は「なんらかのメッセージを伝えるために詠まれるもの」だということです。今で言えばLINEやメッセンジャーなどと同じです。わたしはこれだけあなたのことを思っているのよ、ということを伝えたいために和歌は詠まれるのです。だから、和歌の読み取りのポイントは「誰が」「何のために」その和歌を詠んだのかを文章の流れの中でつかむことなんです。これがわからないと和歌の読み取りは絶対にムリです。和歌が出てくるとまったくわからないという受験生のほとんどは、この「誰が」「何のために」詠んだのかを読解できていないからちんぷんかんぷんになるのです。

いいですか、もういちど言います。和歌の読解は、その和歌を「誰が」「なんのために」「どんな状況で」詠んだのかを読み取ることが何よりも重要です。

それでは和歌そのものの読み取りのポイントです。先ずは「5 7 5 7 7」に鉛筆で横線を引きながら読みましょう。だまされたと思ってやってみてください。これだけでも和歌の読み取りは格段にレベルアップします。と同時に皆さんはどうしても「575 77」のリズムで和歌を読みがちです。百人一首の影響ですね。このリズム感をなくしてください。

そして「句切れ」をしっかりと確認するようにしましょう。

区切れを意識することでさらに和歌の内容理解が深まります。有名な小野小町の歌です。

花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに

先ずは 5/7/5/7/7 に句切ってみます。

花の色は/うつりにけりな/いたづらに/我が身世にふる/ながめせしまに

575 / 77 のリズムだと

花の色はうつりにけりないたづらに / 我が身世にふるながめせしまに

しかし、終助詞の「な」があるので、ここに区切れがあります。

花の色はうつりにけりな / いたづらに我が身世にふるながめせしまに

「花の色はいろあせてしまったことだよ」と意味を句切った方が歌の意味もわかりやすいですし、どこに感動の中心というか作者の言いたいことの強意があるのかがはっきりするはずです。

和歌の区切りは以下のようなところにあります。

* 感動を示す語 けり かな かも なり など

* 終止形

* 命令形

* 終助詞 な よ ぞ など

* 係り結び 係りの助詞 こそ けれ ぞ や か などとその結びの部分

* 倒置

このパターンはしっかりと覚えておいて、いくつかの例で練習をしておきましょう。

さらに和歌の修辞法として「掛詞」「縁語」「枕詞」「序詞」「本歌取り」などがあります。正直、今からこれらすべての修辞法をしっかりと理解するのは難しいでしょう。でも、ここで述べた「和歌はメッセージだ」ということと「句切れ」の2点を理解しておけば、共通テストの選択肢はかなりしぼりこまれるはずですし、ほとんどの問題は解けるはずです。大丈夫です。この2点をしっかりと頭において問題に対してください。

頑張れ!!

この内容を動画で学べるサイト https://youtu.be/R7T3kiAqf6E

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