学習塾は学校の成績を上げるためにあるのではありません。

今日から授業が再開です。

今週は特別時間割で8月の授業を進めていきます。8月の授業ということですから、それぞれの学年ともに学習を前に進めていく、ということになります。一部の高校生が9月はじめに定期試験がありますが、その他の中高生はつぎの定期試験は9月末になります。ですから、8月の学習は「前に進めていく学習」ということになります。

 何のために塾に通うか、ということを考えると、それは「受験のため」ということでしょう。 中学受験、高校受験、大学受験で自分の志望する学校に進学できるように。そのための学習塾の存在だと思います。ちょっと言い方を変えると 「学校の成績を上げるため」の学習塾ではない、 ということです。もちろん、高校受験の場合は学校成績が入試に関わってくるので、学校の成績アップも学習塾として取り組むべきタスクになります。

しかし、 学校成績のアップは、あくまでも高校入試を成功させるための要素に過ぎない、 ということです。

何度も繰り返していますが、中学校の進度は恐ろしく遅いです。歴史の分野を終えて中3の学習範囲である公民分野に進んでいる学校は、miyajukuの中3生が通っている3つの中学ではひとつもありません。いいですか。まだ中3範囲に入っていないのです。 中3の学習は11月半ばまでです。 えっ、と思われるかもしれません。11月半ばの期末試験が終わり2学期の成績がでたところで入試対策に入っていかないと2月半ばの入試に間に合わないという意味です。

 11月半ばから2月半ばまでの3ヶ月間しか入試対策をする時間はありません。 11月半ばに中3範囲の学習が積み残されていると、この3ヶ月でやらなければいけないタスクが増えてしまうということです。中2や中1の復習もしながらです。やらねばならない内容は山のようにあります。もちろん、多少のやり残しなら良いですが、9月の段階で中3範囲に入っていない中学の学習進度に合わせていると、ものすごい積み残しになってしまいます。

ただし、これも志望校のレベルしだいです。難度の上がった県高校入試では、下位校は500点満点で150点もとれば合格ラインに達します。各教科30点ほどで良いということです。これなら中3範囲が終わってなかろうが何の問題もありません。逆に旧学区の準トップ校なら350点ほどの得点が目標になります。各教科が70点平均です。難度の上がった県入試で350点をとるのはかなり鍛えないと不可能です。学校の進度に合わせて学習を進めていて間に合うレベルではありません。もちろんトップ校は400点越えが必要ですからさらに厳しいことになります。

 受験は相対的なものです。どこを受験するのか。どのレベルの高校を目指すのか。それによって学習計画もまったく変わってきます。 早い段階で志望校のレベルを決めること。高校受験に向けてはそれが最も重要だとということです。学習塾は学校ではありません。さまざまな成績の生徒に対応するのが学校だとすると、学習塾はある目標の生徒たちに対応する学習を提供する場です。