小学生のまとめテストの返却と、相対評価のもつ意味について

8月の夏期講習中に実施した小学生のまとめテストの結果がもどってきたので、それぞれのご家庭に郵送しました。今日はこのテストについてお話ししたいと思います。このまとめテストは学校のテストとは以下の点で違うものです。

平均点が55点~60点になるようにしたテスト

偏差値や順位などの相対評価になっているテスト

小学校の成績は「絶対評価」です。 「絶対評価」は、個人の能力について、あらかじめ定められた評価基準に則って評価する手法 のことをいいます。集団内の順番ではなく、個人の点数によって成績が決まります。たとえば、評価基準がテストの点数だけだったとすれば、全員が前もって定めた基準点をとったら、全員の成績が最高評価「5」になります。

それに対して 「相対評価」は、集団のなかで周りと比較しながら成績を評価していく仕組み のことをいいます。保護者の方は、ご自分が小中学生だった頃は「相対評価」だったはずです。5が△△人、4が△△人・・と決まっている評価のされ方です。

今回のまとめテストは、 全国の同学年の生徒の中でのお子さんの位置を示しています。 もちろん順位をみてもわかりますが、偏差値を注目していただければよりわかるはずです。偏差値というのは、集団のちょうど真ん中に位置しているとSS50という数値となり、そこより上だと数値が上がっていきます。SS60以上の数値は全体の中の上位15%に属しているという意味です。

たとえば、今回のテストの偏差値の数値を下の一覧と見比べてみてください。

  • 厚木高校・・・・・SS68
  • 大和高校・・・・・SS65
  • 海老名高校・・・・・SS60
  • 座間高校・・・・・SS59
  • 大和西高校・・・・・SS54
  • 座間総合高校・・・・・SS43
  • 大和南高校・・・・・SS42

これはmiyajukuの周辺の県立高校の合格者の偏差値の数値です。お子さんのテストの偏差値の数値と比べていただければ、現時点での学力ではどのあたりの県立高校に合格できそうかの参考にはなります。

普通に小学校に通っているだけだと、今回のテストのような「相対評価」はほとんど見ることはありません。そうした意味ではかなりショックな数字を見てしまった方もいらっしゃるかとも思います。ただ、学力のアップは、現状の認識からスタートしなければいけません。と同時に、学校の成績を上げる、というミッションを塾にもとめてもしかたがない時代です。 学校の成績は「絶対評価」なので、成績を上げる、という言葉そのものが意味を持たない評価なのです。 

こどもさんの学力を相対的に認識し、それを向上させていくことは保護者の方の意識しだいです。学校にはそれを求めることはできません。せっかくでた今回のテストの数値です。現状の学力の把握に有効に使っていただき、これからの学力アップにつなげていきましょう。