特色検査の問題を「マークシート方式」で実施する

少し前のことになりますが、神奈川県教委から来春の特色検査の問題を「マークシート方式」で実施するとのアナウンスがありました。

学力向上進学重点校および学力向上進学重点校エントリー校における「マークシート方式」による特色検査の実施について  http://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/r2/tokusyoku-marksheet.html

おさらいすると、現中3が受験する来春入試から「進学重点校(横浜翠嵐、柏陽、湘南、厚木)」と「進学重点エントリー校(川和、希望ケ丘、横浜平沼、光陵、横浜緑ケ丘、多摩、横須賀、鎌倉、茅ケ崎北陵、平塚江南、小田原、大和、相模原)」のすべてで特色検査が実施されます。その特色検査が「マークシート方式」になるというアナウンスでした。

ただ、すべてが選択式になるのではなく、サンプルのイメージにあるように記述問題はウラ面に解答するような形式になるということです。ちょうど、県入試の国語の解答用紙のようなものだと理解していいでしょう。

さて、これで問題のなかみが変わるか、ということです。

今春入試から「特色検査」の問題は共通化されました。これについてもおさらいしておくことにします。

問1と問2はすべての高校で同じ問題を使う。今春入試では、問1はちょっと難しい英語の問題で、問2は国語の長文(論説文)をもとにした教科横断型の問題でした。問1にはデータの読み取りもふくまれていました。

問3と問4は各高校が4パターンの中から2つつの問題を選択します。パターン1は「パズル問題」、パターン2は「フローチャートなどもふくんだ教科横断型の問題」、パターン3は「音階の知識も必要とする数学的な問題」、パターン4は「図表を利用した教科横断的な問題」でした。問3と問4には「記述」と「作図」がありますが、長さは10字~20字程度のものです。

これらの出題パターンから考えると、 解答用紙がマークシートになったからといって出題の傾向が変わることはないはずです。 ただ、問1、問2、問4、問6を答えるなどといったように答える必要のない解答欄も解答用紙には載っていたりして注意が必要になる、といったレベルのことです。

つけ加えると、マークというと「四者択一」を思い浮かべる人が多いでしょうが、県入試もそうですが、特色検査もそんな単純な選択肢にはなりません。A群の6つの選択肢から一つを選び、つぎにB郡の8つの選択肢から一つを選び、などというイメージです。これについては模試などで慣れていく必要はあります。

特色検査の問題は恐れることはありません。確かに思考力、読解力は必要とされますが、共通問題化したことでハードルはぐっと下がっています。とくに特色検査に100点を配点している学校であれば「特色があるからなぁ」と敬遠してはいけません。ただし。対策はしっかりと取ることが必要です。

今の時期は、 英語長文の問題を毎日1問解くことと、それほど長くはないけれどちょっと難しいテーマを扱った国語長文の問題や資料を使った問題を1問とくこと。 そんな対策で十分かと思います。さらに「人工知能」や「常識を疑う」などといったテーマの本を読むことなんかできればさらに良いでしょう。

思考力、判断力、読解力はふだんからの様々なものに対する君たちの姿勢そのものなんです。そうしたチカラはこれから君たちが生きていく上で最も必要なものでもあるのです。そのことを忘れずに。