どうしたら子どもが高みを目指すようになるのでしょうか?

今日までで2週間の2者面談週間が終了です。23人の小中学生のお母さまとお話しが出来ました。いつもの年以上に、面談をお申し込みいただいた方の数が多かったのはうれしいことです。わたしの考え、miyajukuの塾の考えをお伝えできるからです。また、お母さま方の様々な塾へのご要望や、期待をしっかりと聞くチャンスでもあるからです。そんな中、今日もいくつかの質問にお答えしたいと思います。

質問 どうしたら、厚木高校や湘南高校などを目指す気持ちを持てるようになりますか?

難しい質問です。学力的にはそうした高校を目指す力は十分にあっても、なかなか「目指す」とはいえないものです。それほど「厳しい山登り」だと認識しているからでしょう。でも、どんな高い山でも最初の一歩は同じことです。そして、どんなに高い山でも、一歩ずつ歩を進めていけば、いつか必ず頂上にたどり着くものです。あんなに高いところまで登れるはずがない、と誰しもが思うものです。でも、一歩さえ踏み出せば、あとはコツコツと努力を積み上げていくだけです。

親の価値観を押しつけることはよくありません。だからと言ってすべてを子ども任せにするのもおかしいです。良きアドバイザーとして、協力者として、併走者として、お子さんに語り続けるべきでしょう。大人として知っている世界。それは子どもには見えないものです。それを語り続けることではないでしょうか。高校はある意味では、子どもたちの未来のステージを決めてしまうものでもあります。それを子どもは分かっていません。親は分かっています。そのギャップを埋めるよう語り続けるしかないと思います。

質問 どうしたら、そこそこの高校ではなく、ひとつでも上の高校を目指そうという気持ちになりますか?

これも難しい問題です。今の子たちは微妙にまわりの空気を読みます。自分だけ目立つことを嫌います。「わたし△△高校を目指す」などと大きな声で言うのは嫌がります。そして、自分の立ち位置をみごとなほどバランスをもって決めていきます。ムリはしません。ムリをして失敗した自分は想像できないのです。さらに、どこに行っても同じだよ、といった世の中の空気感があります。人よりも頑張ること。前に出て行くことは今の中学生の価値観としては「悪」のようなものになってしまっているのです。

そんな中で「ひとつ上を目指す」のはとっても難しいです。そこには親の感覚とかなりのズレが生じています。どうしたら良いでしょう。これもやっぱり「頑張ることの大切さ」「失敗することの大切さ」「前を向いて進んでいくことの大切さ」「自分の可能性を広げるための頑張りの持つ意味」そんなことを語り続けるしかないと思います。子どもはいつか変わります。大きく変わるときが来ます。その時のために親は語り続けることが必要だと思います。考え方を押しつけるのではなく、あくまでも子どもの心の変化を促す語りかけです。

子どもの幸せを親は心から願っているはずです。その熱い思いをどんどん伝えていきましょう。この世の中で誰よりもあなたの幸せを祈り、そのためにはあらゆるものを犠牲にしても応援するよ、という熱い思いが伝われば、子どもはきっと「頑張りスイッチ」がオンになるはずです。

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