朝日小学生、中高生新聞を使った国語の指導
大和市内の全中学校の全学級に、来春から「朝日中高生新聞」が入ることになったようです。議会で承認されたということです。とても良いことだと思います。どれだけ活用されるかは疑問符ですが、ポンとクラスの図書棚にでも置いてあれば開いて読む生徒もいることでしょう。それだけでも良いです。子どもたちが新聞にふれるきっかけにはなります。小学生についてはその翌年から「朝日小学生新聞」が学校で1部入るそうです。
miyajukuでは、朝日小学生新聞と中高生新聞から、わたしが記事を選んでまとめ、それを生徒たちに読ませて400字の文章を書かせています。小学生の国語の選択者と文書道場のクラスの選択者、中学生と高校生も同じく文書道道場のクラスの選択者です(中3生は必修)。書かせたものは添削して返しています。その指導でいただいている金額は800円です。
今月の課題は下のようなものになっています。
国語の指導をどうするかは学習塾にとってもっとも頭の痛い部分です。国語の指導は時間がかかる上に目に見える効果が期待できにくいからです。塾には「テストの得点を何点あげる」とか「志望校に合格させる」といった具体的な成果が期待されます。そうしたものと国語の指導は相容れない部分が多いからです。だからといって逃げていてもしかたがありません。
miyajukuでは、生徒たちの国語力アップに正面から取り組んでいます。読むチカラ、書くチカラ、考えるチカラ、それらをどうアップさせていくか。そんな取り組みのひとつが朝小、朝中高新聞を利用した作文指導です。もしも小中学校で新聞を使ってうちと同じような指導をするのであれば、うちの指導は止めにしますが、そんな手間をかけた指導をする余裕は今の学校にはないでしょう。
国語の指導はどこまでも地道に、少しずつ、一歩ずつです。