習字の筆っこのお稽古

水曜日は「習字の筆っこ」のお稽古があります。今まで担当していた典子先生が来春まで産休でお休みのため、9月からわたしがお稽古を代わりに担当しています。

塾の授業は数学や英語ばかりを担当していますが、わたしの本職は国語の先生です。大学の授業でも書道をとりましたし、遠い昔に教師をしていた時は習字の授業も担当しました。その時以来ですね。

でも良いですねぇ。筆っこの子どもたちは小学1年生〜3年生が中心です。そんな子どもたちが一所懸命に筆をはしらせます。

あわてて書いて字が雑になるこ。

のんびりしすぎて字がにじむ子。

すぐに気持ちがここからいなくなってしまう子。

おしゃべりがやまない子。

いろんな子どもたちがいます。わたしの仕事はそんな子たちをしっかりと文字と向き合わせることです。

これは中高生の授業と同じことです。先ずは目の前の数学や理科といった教科に。もっというと、目の前のひとつの問題に真摯に向き合うこと。勉強というのはそこがスタートです。

そして、しっかりと向き合えた者だけが、学習する喜びを知ることが出来ます。筆を通して「字」ときちんと向き合えば、「字」が筆を通して語りかけてくれます。

もうひとつ。真似ることの大切さも習字を通して学んで欲しいですね。丁寧に真似ること。すべてはそこからはじまります。きちんと真似た先にしか個性は生まれてきません。

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