面談週間
新学期がはじまって1週間がたとうとしています。新学期に際してやらなければいけないことが山のようにあってなかなかブログを更新できずにいます。とくに今週と来週は面談週間ということで、午前中からほぼ毎日のように保護者面談を続けています。
保護者の方も新学期に際してどうしていいかわからずにもやもやしたものを抱えています。話をすることで解決しないまでも「なるほど」と思えるお話ができるように努めています。親は子に期待をします。当たり前の話です。かわいい我が子です。でも、現実を見ない「期待」は子どもにプレッシャーになるだけです。そんなことはわかってはいてもやっぱり親は子に夢を見てしまいます。
私の役割はそうした保護者の方の期待や夢を少し現実方向に引き戻し、その上で何をすべきなのかについて具体的なお話をすることです。例えば私立中学入試で難関校に入ったらすごいなぁ、と親は夢を見てしまうものです。しかし、そこへの道筋がどれだけ困難で大変なものなのかについてはなかなか思い浮かべることはできません。
とにかく私は具体的な話をするようにしています。難関校の入試に必要な学力がどんなものか、そして現状の子どもの様子。そこから具体的にどんな学習をどのぐらいやったらどのあたりの学校まで受験できる力がつくのか。そのためにお母さんの役割としてどんなことをしなければならないのか。そうしたことを想像してもらって、それでも「やる」ということになるのかということです。
複線化した入試制度の中、昔のように「ひたすらに偏差値の高い学校を目指す」という受験は、中学入試だけでなく高校入試にも、大学入試にもなじみません。その子の特性に合わせて入試を選択する、といったイメージで入試にのぞむことができる時代です。ということは、まずはどんな特性を持っているのか、そんなことをしっかりと見極めていくことが大事だと考えます。
miyajukuはおっきな塾ではありません。わたしがどれだけひとりひとりの生徒に関わることができるかがこの塾のすべてだと思っています。今年もそんな根っこのところを忘れることなく子どもたちの未来を開く手助けを精一杯やっていくつもりです。