高校生にお薦めの本 その1 夏目漱石 三四郎

高校生にお薦めの本 その1 夏目漱石 三四郎  

ざっくりいうと、日露戦争直後の時代背景の中での青春恋愛小説です。夏目漱石という名前からかたいお話を想像する高校生が多いだろうけれどそんなことはありません。

いきなり列車で出会った夫人とひょんなことから同部屋となったにもかかわらず、布団を真ん中で仕切って何もせずに一夜を過ごす。翌朝、夫人から「度胸がないのね」と言われる、なんて場面からはじまります。

東京に出てきてからは美禰子という美女にある意味でもてあそばれていきます。ストレイシープ(迷える羊)という意味深なことば。このふたりの心理描写を追っていくだけでもドキドキするはずです。

百年近く前の作品なのに「新しい」のが文豪夏目漱石のすごいところなんです。

「恋愛初心者」の高校生にこそ「ズコッ」と突き刺さるものがたくさんある1冊。kidleなら無料で読めます。 https://amzn.to/3tlrnam 通学の電車の中でサクッと読んでみましょう。

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