県立秦野高校を訪問してきました。

今日は「神奈川県私塾協同組合」の県立高校訪問で「秦野高校  http://www.hadano-h.pen-kanagawa.ed.jp」を訪ねてきました。ご対応いただいた今田校長先生、広報担当の藤田先生、お忙しい校務の中を時間を作っていただきありがとうございました。

秦野高校は創立92年、草創132年という伝統校です。最寄り駅は小田急小田原線の東海大学前駅。そこから徒歩25分です。全県模試の資料で、今春入試での合格者の内申平均は117.6点、入試平均は371.5点、偏差値が58.7、倍率が1.14倍というものでした。

今春の進学実績です。国公立大が、首都大学東京/3名、横浜市立大/2名など13名。私立大は、早稲田大/11名、上智大/5名、東京理科大/6名、学習院大/5名、明治大/31名、青山学院大/31名、立教大/16名、中央大/39名、法政大/36名、成蹊大/13名、成城大/11名、明治学院大/22名、東京都市大/47名、日本大/40名、東海大/61名などというものです。

「文武両道」「質実剛健」が校訓です。「情熱を注ぎ、夢中になって高校生活を過ごしませんか? 秦野高校はひとりひとりの進路実現に向けて“より高いレベル”で文武両道を実践している高校です。」とパンフレットの一面に書かれています。部活動は盛んですし、学校行事も、隔年で開催の体育祭、文化祭を中心に盛り上がるそうです。伝統のマラソン大会は、親子でその上位入賞者がもらえる「湯飲み」を比べ合う、という長い歴史のあるものとのこと。

平成28年から3年間、県教委から「ICT利活用授業研究推進校」に指定されていて、校内どこからでも接続可能な高速ワイヤレス・アクセスポイントの設置をはじめ、タブレットなどを利用した授業もおこなわれているようです。校内でWiFiが使えたらスマホで余計なことをする生徒はいませんか? と、尋ねたところ、生徒と教師でWiFiの使い方を話しあう場をつくり、全校生徒にアンケートもとって使用法を考えさせているとのこと。すばらしい取り組みかと思います。

今田校長先生は今年の春に新しく赴任された方です。いろいろとお話をうかがいましたが、印象的だったのは、生徒を信用しているところからスタートしているんだな、というところでした。自分のスマホを授業に使うと、授業中にSNSなんかをつかう生徒が出てきませんか、という問いにも「うちの生徒にはそんな生徒はいません」とのお答えでした。確かに校長先生にそう言われたら、変な使い方はできませんよね。

文武両道についても、「“武”は部活の“部”でもいいんです。勉強以外にしっかりと自分が活動できる場、活躍できる場を持つことが大事なんです。それが学校外の塾や予備校でも良い。秦野高校の生徒は「骨太」な子たちです。きちんと生活していく力をもっています。地域の人たちに支えられている伝統校です。これからもこの伝統を守りつつ、発展、改善しながら学校づくりを進めていきます。今まで以上に“キャリア教育”と“国際理解”には力を注いでいきたいです。英語の授業も“英語だけでの授業”をふやしていってます。」とおっしゃっていました。

miyajukuからはちょっと遠いですが、数年にひとりは進学する生徒がいます。距離さえ気にならなければ受験の対象校として考えてみても良いのではないでしょうか。

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