神奈川県立「横浜平沼高校」を訪ねてきました

今日は神奈川県私塾協同組合の高校訪問で「横浜平沼高校 https://yokohamahiranuma-h.pen-kanagawa.ed.jp」を訪ねてきました。まず学校のホームページをご覧になってください。かなりしっかりと更新されていて学校の様子がわかるようになっています。今日は副校長の佐藤和彦先生に丁寧に対応していただきました。感謝です。

創立120年の歴史と抜群の立地

さて、横浜平沼高校は明治33年(1900年)に創立された県内で2番目に古い県立高校です。来年で創立120周年をむかえるとのこと。昔は女子校でしたが昭和25年(1950年)から男女共学校となっています。それでも、学年にもよるようですが、女子の割合は6割~7割と高いとのこと。

場所は横浜駅から徒歩10分、相鉄の平沼橋駅からだと数分という交通至便な場所に立地しています。校舎は平成4年(1992年)に立った7階建てのすばらしい建築で、県立高校にはめずらしい「小ホール」もあります。場所と施設は県立高校の中でもピカイチです。

進学重点エントリー校/グローバル教育研究推進校

そんな「横浜平沼高校」ですが、今年から「進学重点エントリー校」に指定されています。従来から「グローバル教育研究推進校」にも指定されています。「進学重点エントリー校」ですが、やはり国公立大をはじめとした難関大学への進学を増やすことが求められています。「横浜平沼高校」の今春の大学進学実績です。

今春の大学進学実績

国公立大 お茶の水女子/1名 信州大/1名 東京外語大/2名 東京学芸大/2名 東京芸術大/1名 東京農工大/1名 横浜国大/6名 神奈川保健大/4名 首都大学東京/3名 横浜市立大/9名 など31名

私立大 青山学院大/15名 学習院大/7名 神奈川大/30名 北里大/9名 國學院大/12名 駒澤大/15名 昭和女子大/10名 成城大/5名 専修大/12名 中央大/11名 東海大/23名 東京農業大/18名 東洋大/10名 日本大/28名 法政大/23名 明治大/24名 明治学院大/16名 立教大/19名 早稲田大/4名 など

ちょっと気になったこと

ちょっと気になったのは、今春の大学入試の実績がそれまでにくらべてかなり落ち込んでいることです。

  • 早稲田大 H28年/26名 → H29年/20名 → H30年/4名
  • 慶応大 H28年/1名 → H29年/11名 → H30年/3名
  • 上智大 H28年/3名 → H29年/11名 → H30年/0名
  • 中央大 H28年/21名 → H29年/19名 → H30年/11名
  • 東京理科大 H28年/7名 → H29年/8名 → H30年/3名
  • 法政大 H28年/40名 → H29年/33名 → H30年/23名

とくに卒業生数の違いはないそうですので、実績が落ち込んだということです。

指定校推薦などでの進学者が全体の1/3

指定校やAOなどの入試をともなわない大学進学をする生徒が1/3ほどいるとのこと。進学校としては多いです。しかも、進学高であれば上位層は指定校や公募推薦などをつかわずに一般入試にチャレンジしていくのが、「横浜平沼高校」では上位層がそうしたチャレンジをしていないのでしょう。副校長先生も「今後の課題です」とおっしゃっていました。

授業改革と短期海外留学

この大学進学実績では「進学重点エントリー校」の中では最も悪いものになってしまいます。副校長先生も「これがボトムでこの後どんどん伸びていくようにしたい」とおっしゃっていましたが、わたしたちも注目したいと思います。実際、授業が45分×7時間だったものを55分×6時間にするなどして授業改革なども進めているとのことでした。

グローバル教育研究推進校についてですが、今年の夏には希望者ですがオーストラリアへの短期留学を実施したとのこと。31名の高2生が参加したそうです。また、何人かの留学生も受け入れていてふだんの学校生活の中で一緒に学んでいるとのこと。「国際交流」という部活動もあって海外から来た方との交流の機会を増やそうとしているそうです。

かるた部などさかんな部活動

部活動も盛んで、かるた部、華道部、弓道部などの日本的な部活動もあり、とくに「かるた部」は全国大会にも出場したとのことです。 → https://yokohamahiranuma-h.pen-kanagawa.ed.jp/bukatu/karuta.html

来春入試について

来春入試では「進学重点エントリー校」も特色検査を実施します。「内申 : 入試 : 面接 : 特色」の割合は「4 : 4 : 2 : 1」となっています。1100点満点で「学校成績が400点」「入試が400点」「面接が200点」「特色検査が100点」ということです。確かに特色検査が導入されますが、1100点中の100点ですからそれほど恐れることはないですね。それよりも学校成績が重視ですから、重点校、エントリー校の中でも「学校成績が良いのでそのアドバンテージを活かしたい」という生徒には良い選択肢となるはずです。

今春の入試では1.47倍とかなりの高倍率になりました。倍率は隔年現象が多いので来春入試は低倍率になるかも知れません。進学工房調べで今春合格者の内申平均値は「中2/39.6、中3/82.4の122.0/135」でした。入試の平均点は366.8点。偏差値は62.8です。内申が115/135で入試が350点/500点あたりがボーダーとみて良いでしょう。今春入試で内申118で入試341点の生徒が不合格で、内申113で359点の生徒が合格しています。面接点は開示得点でほぼ全員に100点がついているので差はつかないと考えておいて良いでしょう。

最後に

こつこつと毎日の勉強をしっかりとやり、部活動も一生懸命にやって高校生活をきっちりとおくりたい。そんな生徒には良い学校かと思います。ただし、勉強の面では、一般入試でチャレンジしていく、という生徒にはもの足りないかもしれません。学校説明会は12/7にあります。自分の目でしっかりと確かめてください。