英語の外部検定試験導入の延期についての解説

英語の外部検定試験の大学入試への導入が延期されました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191101/k10012160031000.html?utm_int=movie-new_contents_list-items_001&movie=true

文科大臣の発言の要旨

  • 11/1日から受付開始だった「大学入試英語成績提供システム」の導入延期
  • 新しいシステムは令和6年からの導入を目途とし1年間かけて検討する
  • 英語の入試を4技能の学力をはかる試験に変えていくことにはかわりがない
  • また2020年度からの高大接続改革についても規定の方針通りに進めていく

まず、以下のことを高校2年生以下の生徒と保護者の方は心にとめておいてください。

この後、ワイドショーなどを中心に「英語の外部検定試験の導入」をはじめとして2020年の大学入試改革についてさまざまに「情報の垂れ流し」がはじまるはずです。そうしたものにいちいち反応しないことです。これが最も大事です。

ある意味では「このまま外部検定試験を導入してくれた」方が多くの高2生にとっては良かったのかもしれません。延期の決定で「さらなる混乱」の渦中に巻き込まれることになるからです。ですから、さまざまな情報に振り回されないことが最も大事です。[su_highlight background=”#fdf893″ color=”#f62020″]「外部検定試験の導入が延期されて」も何も変わらないのです。逆に「外部検定試験が導入されて」も変わらないよ、[/su_highlight]とわたしはずっと言ってきました。

多くの私立大学では「英語の外部検定試験」はとっくに利用されています。来春入試に向けて頑張っているmiyajukuの高3生も英検の2級はほぼ全員が取得しています。2級を持っていることで「入試の英語を8割換算や満点」としたりという大学はたくさんあります。[su_highlight background=”#fdf893″ color=”#f62020″]日東駒専以上の大学に進学したいなら「英検2級レベル」の外部検定試験の取得は必ず必要なんです。そうした意味で今回の延期は「何も変わらない」ということです。[/su_highlight]

それどころか、今回の延期で俄然クローズアップされることがあります。それは[su_highlight background=”#fdf893″ color=”#f62020″]新共通テストの英語[/su_highlight]です。

現高センター試験と新テストの英語を比較してみます。

【現行センター試験】

  • 筆記 200点 発音、アクセント、語順整序、長文読解などの出題
  • リスニング 50点 読み上げられる英文は2回読み

【新テスト】

  • リーディング 100点 筆記ではなくリーディングです。発音、アクセント、語順整序などを単独で問う問題はなし。さまざまな英文の概要や要点、必要な情報を読み取るチカラを試される。
  • リスニング 100点 読み上げられる英文は1回読みと2回読みが混在。

[su_highlight background=”#fdf893″ color=”#f62020″]英語の4技能化という点では今回の入試改革は後退することはないはず[/su_highlight]です。つまり従来型の「文法や長文読解を中心とした筆記試験+リスニングがちょっと」という英語の試験はなくなることは間違いありません。東京都立高校ではスピーキングのテストが導入されます。神奈川県も近い将来にそうなるのでしょう。

[su_highlight background=”#fdf893″ color=”#f62020″]現高2生は先ずは「リスニング」を心に留めて勉強をしていきましょう。[/su_highlight]で同時に、英語は鉛筆持って勉強するだけではなく、口を動かして学習するものだという習慣も持つことです。すでに進学重点校やエントリー校の英語の授業はかわってきています。もちろんmiyajukuの授業も変わっていきます。

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