平塚江南高校を訪ねてきました

今日は「平塚江南高校 https://www.pen-kanagawa.ed.jp/hiratsukakonan-h/index.html」にうかがってきました。土佐校長先生、永田副校長先生、北村教頭先生、武田先生にご対応いただきました。お忙しい中を丁寧なご説明を本当にありがとうございました。

平塚江南高校の基本情報です。大正10年(1921年)創立の百年をこえる伝統校です。「自主自律」・「自他敬愛」を建学の精神とする平塚地区では屈指の進学校です。現在は県の「進学重点エントリー校」として、また「理数教育推進校」の指定も受けています。平塚駅からバスで10分ほどの場所に位置します。

今春の大学進学実績です。

国公立大学/63名、東北(1名)、筑波(1名)、お茶の水(1名)、電気通信(8名)、東京外語(2名)、東京海洋(3名)、東京工業(2名)、横浜国立(3名)、信州(4名)、横浜市立(6名)、首都大学東京(6名)、など。私立大学・・・青山学院大(42名)、北里大(21名)、慶應義塾大(15名)、工学院大(19名)、駒澤大(14名)、昭和女子大(10名)、芝浦工大(29名)、成城大(14名)、専修大(23名)、中央大(36名)、東京都市大(45名)、東京農業大(39名)、東京理科大(13名)、日本大(57名)、法政大(51名)、明治大(53名)、明治学院大(26名)、立教大(27名)、早稲田大(26名)、神奈川大(34名)。

以下、校長先生のお話です。

* 進学重点エントリー校の中で平塚江南高校はICTの授業への活用では一歩リードしていきたい。今後もそれを特色として押していきたい。今年から県立高校にはWiFiが整備され、順次ChromeBookが80台ずつ導入されるそうです。それを待つことなく、様々に授業の中への導入を研究している。また、Googleの教育プログラムの導入や、数学でのAIを利用したQubenaなども導入している。

* 県の「理数教育重点校」の先にSSHの指定を見据えて準備を進めている。それも、従来型のものとはちょっと違い、様々な授業に絡めたものにしたいと考えて文科省などへの申請をしている。ひとりひとりの生徒の探求活動が深まるようなもの、生徒さんが型のものになっていければよいと思っている。これについてはまだSSHの指定を受けたわけでもないので、これからの活動の様子を見ていって欲しい。

* 高1と高2では文理分けをしないカリキュラム編成に変えた。また、入学後の4月~6月の毎週土曜日には新1年生に数学と国語の土曜講習を必修としている。これは、高校入学後の学習ギャップを少しでもうめるためだ。また、難関大学講座を同じく土曜日に組んでいる。こちらは5教科で、夏と冬の講習もふくめて先生たちが頑張ってくれている。さらに卒業生たちが贈ってくれた机が職員室前の廊下に並んでいるが、こちらはいつも質問対応で行列ができるほどになっているル

平塚江南高校の学校としての手厚い学習指導の一端をうかがい知ることができました。実際に、今日も試験中ということで、職員室前の机では生徒たちの質問対応をされている先生たちがいらっしゃいました。部活動も盛んで、陸上部、かるた部などは今年も全国大会に進んでいるそうです。体育祭も伝統的な行事として生徒たちが自主的に盛り上げ、生徒会に活動もとても一生懸命に活動しているとのことでした。

この後は、全県模試調査での平塚江南高校の受験情報です。 今春入試での合格者の平均内申点は122.5/135、入試平均得点は374.0点/500点、特色の平均点は58点/100点、標準偏差は63です。実質倍率は1.11倍でした。 来春入試での「内申:入試:面接:特色」の比率は「3:5:2:1」です。2次選考は「内申:入試:特色」の比率が「2:8:1」となります。面接点は今春入試ではほぼ全員に100.00点がついていて差はついていません。

ここからはわたしの感想です。

神奈川県では4校(湘南、横浜翠嵐、厚木、柏陽)の進学重点校と13校の進学重点エントリー校(平塚江南、横浜平沼、鎌倉、川和、希望ヶ丘、大和など)を指定しています。正直、どの学校もしっかりとした指導をし、子どもたちの大学進学への指導だけでなく、その先を見すえた「身につけた学力を使える力の育成」まで考えての指導をされています。

もちろん、これら重点校、エントリー校にやってくる子どもたちは「自主・自立」の学校生活ができる子たちです。ちょっとびっくりしたのは、定期試験の問題を校長先生、教頭先生がきちんとチェックされているとのお話でした。それほどしっかりとした指導を学校単位でされているんだ、とあらためて知らされました。

こんな言い方をすると「頑張って△△高校に行くぞ」と励んでいる中3生に怒られそうですが、このレベルの県立高校ならどこにいってもある一定レベル以上の教育環境があり、その中で充実した3年間を過ごせるはずだ、とわたしは個人的に思っています。つまり、無理して倍率の高いところに突っ込んでいくのではなく、自分が受かりやすいところを受験していくというのもありなのかな、ということです。もちろん、このラインの学校はどこも難しい受験になります。ただ、その中でも倍率の高低は必ず出ます。自分が受験する高校の倍率が高かったら・・・ その時の判断の参考にして下さい、ということです。

先日の全県模試さんの予想では、平塚江南高校の来春入試での倍率はそれほど高くないとの予想。小田原高校と平塚江南高校、茅ヶ崎北陵高校や鎌倉高校と平塚江南高校などと迷っている生徒がいたとしたら、倍率で決めるというのもひとつの考えかも知れません。もちろんそれぞれの高校に特徴はあります。でも、みんな良い学校であることは間違いありません。