県高校入試 あと1ヶ月の学習法 理科/社会

神奈川県の公立高校入試まであと1ヶ月を切りました。昨日に続いてここから1ヶ月の教科ごとの学習ポイントです。第3回は「理科」と「社会」です。

目次

理科と社会

理科と社会の学習法は同じです

理科と社会は違う教科ですが、その学習法はほぼ同じです。どちらも知識理解が中心となる教科で、どうしても「知識のまとめ」から学習に入りがちですが、その学習法はここから1ヶ月で絶対にやってはいけない方法です。では、どんな学習法をとれば良いのか、以下にまとめていきます。

過去問は最低でも2回は解きましょう

県入試の理科と社会の問題の出題形式はかなり特徴的です。ほぼマーク式の出題なのですが、その中でしっかりと思考力を問う出題になっています。理科は昨年度は少し易化しましたが、来月の入試では一昨年度の出題に戻って難化するはずです。どちらの教科もなにが難しいかというととにかく問題文が長いことです。この文字の圧力に負けてしまわないように過去問には最低でも2回は挑戦しておきましょう。

二段階、三段階の思考をせまってくる出題

理科も社会も、学校の定期試験のように一問一答的な出題はほとんどありません。二段階、三段階の思考を強いてきます。例えば、社会の並べ替えの問題でも、年表のAの部分で起こった出来事のうち3番目に起こったものを選びなさい、と問われます。複数の選択肢のうちAの部分に起こった出来事を選び出し、つぎにそれを起こった順に並べて、と二段階の思考をさせられます。いくつ選べば良いのかも指示されていません。こうした出題のパターンに慣れていかねば解答することはできません。

予想問題をしっかりと解くこと

あと1ヶ月。過去問を解いたら良質な予想問題を解いていきましょう。miyajukuの生徒は毎週のように予想模試演習をおこなっているのでそれで良いですが、この稿を読んでいてそうした予想模試が手もとにない生徒は「全国入試問題」の最新版で良いです。とにかく「問題を解く」→「できなかった問題をしっかりと解き直す」→「できなかった単元を復習し直す」というサイクルが大事です。基本問題を繰り返し演習するやり方は得点には結びつきません。

絶対にやってはいけないこと

もう1ヶ月しかない。まだまだ知識理解が足りない。よし、ノートまとめをしよう。これが最もやってはいけない勉強法です。確かに知識理解が足りないと理科と社会の問題は解けません。しかし、その知識理解は、問題を解くためのものでなければ意味がないのです。ここが最も重要です。問題を解く→解けなかった→足りなかった知識があぶり出される→それを補う。このサイクルが最も重要です。

とにかく疑問を持ちましょう

とにかく疑問を持つことです。そして、その疑問を先生に質問してしっかりと解決していきましょう。神奈川県の入試問題の理科と社会は「暗記教科」では決してありません。「思考を深く問う出題」がたくさんあります。その出題に対処するには、疑問を持ち、それを解決するルーチンを作ることでしかありません。あと1ヶ月だとしてもまったくかわりはないのです。理科の参考書や教科書をつねに手もとに置き、何か疑問点が出てきたらすぐに調べる。それでもわからなければ先生に質問する。とにかく入試の直前までそうした学習を続けてください。

最後に・・・理科も社会もヤマを張るのはやめましょう。ただ、社会なら幕末以降、などと出題されやすく出題量も多い分野から学習していくことは大切です。何が出題されやすいか。それは過去問を解いていけば見えてくるはずですし、それが見えてこないようでは過去問の解き方が浅いんですよ。

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